「人生とマラソンと」というよくある対比
12月6日、奈良マラソンに参加し、42.195km走ってきました。無事、完走することができてものすごく嬉しかったです。
人生=マラソン?
人生はよくマラソンに例えられます。長い道のり、山あり谷あり、良い時もあれば悪い時もある。。。ぼく自身、「人生とは何ぞや」なんてこれっぽっちもわかるわけがない若輩者なので、マラソンと人生が似てるのかどうかはわかりません。ただ、実際にフルマラソンを体験して学んだことが3つあります。
1.自分のペースを守ることがとても大切
今回、一緒にフルマラソンに出場したぼくの先生に、練習のときからいろいろなアドバイスをいただいていました。その一つが、「マラソンは、折り返しあたりまでは速く走りたいと思う気持ちを抑え、普段の自分のペースを維持することが肝心」というものです。このアドバイスは、本当にためになりました。
■無理は何倍増しにもなって返ってくる
折り返し地点を過ぎたあたりから、足を引きずりながら走っている人や、歩いている人、立ち止まって屈伸運動をしている人がすごく目立ってきます。前半の無理の蓄積が一気に足にくるのでしょう。
残りの距離と自分の足の状況を考えたら、精神的にもかなり辛いものがあるのではないかと思います。
■辛い後半を楽しむことができる
その一方で、ぼくは前半を抑えて折り返しているので、比較的余裕があります。ゴールが近づくにつれて徐々にペースを上げることができました。他の方々は後半がしんどく、ペースも落ちているので、ごぼう抜きです。順位がどんどん上がっていくのを実感します。やはりそうなると楽しくなり、普通ならつらい後半の方が、ぼくは生き生きと走ることができたように思います。
■人生もそうなのかも
つまり、フルマラソンという長丁場になると、
はじめに飛ばして、勢いそのまま惰性でゴール
というのはなかなか通用しないということです。
これって人生においてもいえるかも、なんて思ったりもしますが、どうなんでしょうね。真偽のほどはわかりかねます。
2.止まりさえしなければ、ゴールは必ず訪れる
前半抑えていたとはいえ、やはり30kmを過ぎたあたりからはすごくしんどくなってきました。息もあがってきますし、足も痛くなってきます。それでもやることは、足を前に出し続け、進み続ける。それのみです。
■人生もそうなのかも
前に進み続けていれば、進むのをやめさえしなければ、いつか自分の思う目標にたどりつけるのではないかなーなんて思いました。
■時間の経過と進んだ距離は比例する
当たり前のことですが、止まりさえしなければ時間が経過すれば、その分前に進みます。辛いときは、ただひたすら時間が経つのを待ちました。
6分ちょっと経てば1km進む。その6分が本当に長く感じることも何度もありました。
そんなときに力になってくれるのが、見ず知らずの方々です。
3.声援ほどありがたいものはない
沿道にはたくさんの方々がランナーを応援してくださっていました。ぼくがゴールすることができたのは、間違いなく声援を贈ってくださった方々がいたからです。
■ハイタッチが次の目標
声援を贈ってくださる方々の中には、ハイタッチをしてくれる方もいました。そのハイタッチがなんとありがたいことか。
手を差し出して待ってくれている人を走る先に見つけると、よし!あの人とハイタッチするんや!と気力が湧いてきます。そしてハイタッチすることに意識がいくので、時間の経過から意識が離れ、時が経つのを早く感じるんです。
■辛さを忘れさせてくれる
また、ハイタッチの一回一回、がんばれー!の一言一言が気持ちを盛り上げてくれます。ほんとうにありがたかった。
コースの途中には、声援を贈ってくださるかたがいない場所もあったのですが、そこを走っているときが一番こたえました。応援してくださる方々のありがたさが身にしみます。
一人では確実に走りきれなかったと断言できます。
■人生もそうなのかも
まわりの方々に助けられながら生きているのは当たり前ですね。