ちょっと回り道をしたほうが、身にしみてよくわかるというお話

4976005936_8b9a672012_b

道を歩いていて、ちょっと迷って意図せず回り道をしてしまうことがあると思います。迷い道って言い換えても良いかもしれませんが、回り道をしているうちに今まで知ってた道とつながったりして、一直線に目的地に向かうよりもいろんな道を通るほうが、そこの地理を良く理解できたって話があるかもしれません。ぼくは方向オンチというか、道がなっかなか覚えられないたちなので、そんな経験は滅多に、いんやぜーんぜんないわけですが。

でも、回り道は悪だ、憎いぞ回り道って思ってるわけではなく、むしろ回り道ってすんごく大事な役割をしてくれていると感じます。

”ThreeGoodThings.”をTwitterでやってみて

「『Three Good Things』はじめました。」って以前宣言した時は、Twitterでその日よかったことを3つつぶやくってのを試していました。ことの発端は、「Happynote」っていう85円のiPhoneアプリを買うのをしぶったってところ。



ポジティブ思考習慣 Happynote 1.5(¥85)App
カテゴリ: ライフスタイル, ヘルスケア/フィットネス
販売元: hiranodept - Tetsuya Hirano(サイズ: 7.9 MB)
全てのバージョンの評価: (60件の評価)


アプリ買うのが嫌だからなんとか今あるアプリたちで代用しようとしたんです。はい、ぼくは85円をケチる男ですけなしてやってください。

で、はじめはTwitterでがんばってたんですけども、やっぱめんどうくさいなぁと感じてしまうことが多かった。Twitterでは個人名とか出すのに抵抗がありますし、書くときに気をつけなきゃなんない。その日起こった3つの良いことを書くのに、いらん気いなんて使いたくないわけです。

で、しばらくTwitterでThreeGoodThings.を試してみて、やっぱ「Happynote欲しいや」ってなって買ってから今日まで一日も休むことなく続けることができてるのは、はじめにTwitterで試してみるっていう回り道をしたからこそだと思っています。「Happynote」でのThreeGoodThings.は、Twitterよりもよっぽど手間なく続けることができるんですもの。

あるいは数学においても

「回り道をしたほうが、身にしみてよくわかる」ってのは数学の問題を考えているときにもよくあります。

1つ数学の問題があったとして、それをいち早く理解したいって言うのならば、答えを聞くのが一番手っ取り早い。一直線に答えというゴールにたどり着く方法です。でも、それではその問題をピンポイントで理解できただけ。

それよりも、一見回り道に思えたとしても、まずは自分で、自分の頭で考えてみて、わからないなら一度ふりだしに戻ってみてまた考えて、間違っては引き返して別の道に進んでみて、ってのを繰り返すほうが、その一問から得ることってのは格段に多くなります。最終的には答えを見ることになったとしても。そこまで”考える”ことに慣れていなければ、途中でイヤになっちゃう可能性は大ですが。でも、回り道が生む深い理解ってのは、ただ答えをきくだけではどうしても得られないもんです。ある程度”考える”っていう習慣が身についているのであれば、そんな学び方もいいんではないかなと思います。思考錯誤しながら、いろんな回り道をしながら数学を学ぶのも、なかなか楽しいもんです。

だからなに?

回り道はたくさんのことを学んでる時間って思うんです。本田圭祐選手も、膝の怪我から復帰してよく言ってらっしゃることは、「怪我してよかったと思う」ってこと。スポーツ選手にとって、怪我なんて自分のスキルを上げていく中で回り道以外の何物でもありません。でも、怪我から学ぶことって多いからこそ、怪我してよかったと言えるんでしょうね。

回り道をしてしまったと嘆くのではなく、回り道のおかげでいろんなことを学ぶことができたと前向きにとらえられるようになりたいもんです。

では、お読みいただきありがとうございました。

20120614051420

Twitterボタン

Add to Google RSS