Workflowyは、着想をとらえ、文章の主要な要素を組み立てるまで〜メモに対して今いろいろと考えていることその13〜

今やWorkFlowyは、ぼくにとってなくてはならない存在へと成長しました。というのも、WorkFlowyがなければ、こうしてブログを書くことは困難となりますし、今日、ぼくはいったい何をすればいいのか?もわからなくなってしまいます。WorkFlowyに、着想メモや、やることを書き付けたメモなど、メモの類をすべて集約しているからです。

着想メモをうんじゃかんじゃする場と、一応の完成品をアーカイブする場〜メモに対して、今いろいろと考えていることその2〜

WorkFlowy×43Foldersで、テキストメモをぜーんぶ集約〜メモに対して、今いろいろと考えていることその4〜

ぼくのWorkFlowy内の情報は、大きく分けて2つに分類されます。「やること関連のメモ」と、「着想を書いたメモ」です。今日は後者、「着想を書いたメモ」についてのお話。

Evernoteで書く」に持って行くまでに必要な事

なにかしら思いつけば、すぐにメモをしておくよう心がけています。それら着想メモは、WorkFlowyに集約します。

メモは、メモってはいおしまい、にはなりません。そのメモをもとに、授業の内容を考えたり、ブログの内容を考えたり、普段の生活をより良いものにしていこう、とします。ただ、メモの一つ一つは、それだけでは大きな意味を持ちません。知らず知らずの間に、他のメモと組み合わさっていくことで、ちょっとずつ大きな塊と育っていきます。

「メモが育つ」とはどういうことか?と、メモの育て方〜メモに対して今いろいろと考えていることその6〜

それを参考に、一つのまとまりをもった文章へと仕上げていきます。この、仕上げるところは、Evernoteにて行っています。

Evernote、コンテキストを活用しながら、ブログ更新〜メモに対して、今いろいろと考えていることその12〜

つまり、WorkFlowyからEvernoteへとバトンタッチするわけです。Evernoteで文章を書く理由は、「関連するノート」に、過去のメモやブログで、今書いていることとに参考になりそうなノートを教えてもらうため。教えてもらうためには、Evernoteで文章を書かなければいけません。なので、文章に仕上げるのはEvernoteで、ってのは、ぼくの中でなかなか揺るがない。で、そこに至るまでを、WorkFlowyにがんばってもらいます。

Evernoteにバトンタッチするまでに求めることは、2点。

  1. 着想をとらえ、蓄積する
  2. 文章の”主要な要素”を書き加え、組み立てる

メモをとらえ、それらを組み合わせ、育てる。で、そこに、新たなメモを書き加え、文章を構成する”主要な要素”を挙げていき、文章の骨格を組み立てる。メモをとらえ、蓄積し、育て、文章の骨格を組み立てるまでを円滑に行えるからこそ、ぼくはWorkFlowyに惚れ込んでしまったわけです。

骨格が定まった後は、Evernoteにバトンタッチ。「関連するノート」を参照しながら、過去の考えをつけ加え、ブログという一応の完成品に仕上げていきます。

WorkFlowyで、着想をとらえ、蓄積する

  1. 着想をとらえ、蓄積する
  2. 文章の”主要な要素”を書き加え、組み立てる

のうちの一つ目、「1.着想をとらえ、蓄積する」ために必要なことはなにか。 「いつでもどこでもメモをとれる」こと。これは、かなり重要なことです。

自分の脳みそってのは、絶えず何かしらを考えています。頭に思い浮かんだことに関連して、いろんなことを次から次に連想していったりします。その中で、いつ着想に巡り合うかは、予想できません。巡り合った時にすぐにメモをしておかなければ、また巡り会えるとも限りません。となると、いつでもどこでも、メモができる準備をしておかなければいけない、ということ。

WorkFlowyは、ネットに繋がってさえいれば、いつでもどこでも、どの端末からでもメモを書き込めます。どの端末からメモを書いても、同じ場所に集められる。やっぱりこれって、かなり画期的なことです。

Evernoteの使い始め、この、いつでもどこでも、どの端末からでもメモを書き込め、どの端末からメモを書いても、同じ場所に集められるってのに、すごく驚きました。ちょうどメモの大切さに気づき始めた頃だったので、Evernoteにメモを書きまくっていってました。今はメモを書く場所が、WorkFlowyにかわり、さらにメモの活用の幅が広がったように感じます。

もう一つ、なくてはならないものがあります。それは、「タイムスタンプを押せる」こと。

メモには必ず日付と時刻を書いておくようにしています。手書きメモにも、テキストメモにも、ほぼ全てのメモに対して、です。Evernoteを着想置き場としてながらく使っていたのは、タイムスタンプつきのメモをすごく手軽に作成することができたから。もちろんWorkFlowyにメモ置き場を移行しても、タイムスタンプは欠かせないわけです。

Macでは、タイムスタンプを押すショートカットキーを作成することで、簡単にタイムスタンプを押せるようにしました。問題はiPhoneiPadからメモをするとき、だったのですが、この部分も、iOS8になり、解決されることとなります。純正以外のキーボードが使えるようになったからです。

iPhoneiPadでメモを入力するときには、「Textexpander」によって、タイムスタンプを押しています。

TextExpander 3 + custom keyboard
カテゴリ: ユーティリティ, 仕事効率化



どのアプリを利用してても、キーボードを切り替えて定めたスニペットを入力すれば今現在の日時を入力することができる。これによって、WorkFlowyでメモをしても、タイムスタンプを押せるようになり、着想をとらえる場所としてEvernoteにとってかわったわけです。

WorkFlowyで、文章の”主要な要素”を書き加え、組み立てる

二つ目、「2.文章の”主要な要素”を書き加え、組み立てる」に必要なことは、それまでにためた着想メモたちを、”くれる”こと。この、”くる”ことができるものを追い求めた結果、WorkFlowyというアウトライナーに行き着いた、と言えます。

「知的生産の技術」に書かれてある次の部分を、カードではなくテキストメモで実現するための、WorkFlowyというわけです。


カードは、ただそれになにかをかいて保存しておけばいい、というものではない。カードは、活用しなければ意味がない。カードは、くるものである。p.51


カードを活用するとはどういうことか。それは、カードを操作して、知的生産の作業をおこなうということである。操作できるというところが、カードの特徴なのである。 p.58

着想メモをくり、組み合わせるだけでは、人に提出できるような文章には仕上がりません。今の自分は内容を理解できても、それを見た他の人は理解することは難しいままです。メモとメモのつながりが、自分には見えていても、他の人に見えるとは限らないからです。その間を埋めるために、着想メモたちに、文章を構成する”主要な要素”を書き加え、他の人が読んでも理解できるような骨子になるようにしていきます。

まずは、着想メモをとらえ、蓄積する。それら蓄積したメモたちをくり、文章を書き加え、骨子を組み立てる。ここまでの工程を、とても快適になるようにしてくれたWorkFlowy。ぼくが思い描いていた「理想のメモ環境」を実現してくれた、と言えます。WorkFlowy様様です。

おわりに

着想メモをとらえ、蓄積する。蓄積したメモ同士をながめ、組み合わせたり順序を変えたり、操作する。そこにメモを書き足し、文章の”主要な要素”を組み立てる。

これらを実現してくれたWorkFlowyは、今後もぼくの生活において欠かせないものになってきそうです。

別のブログ、「choiyaki出版」にて、これまで”本”という形で2つ公開してきました。

ePub&PDFファイル公開 ー『Evernote × 情報カード知的生産』ー

「カードを使った超アナログタスク管理〜メモシステムにおける43Tabsとその運用〜」ePubファイル公開

このどちらにも使っているのが、「情報カード」。でも今は、これらに書いた情報カードの使い方は、すべてWorkFlowyに移行し、受け継がれています。そっくりそのまま、です。
まさに、WorkFlowyは、ぼくがずーっと追い求めていたツールじゃないかな、と思います。

では、お読みいただきありがとうございました。

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