Evernoteの快適な環境づくり〜最も大切にするひとつの問いかけ〜


ようやくEvernote大改革を終えることができました。過去のノートたちをすべて見返し、今のぼくが望むノートブック、タグの形にすることができました。失敗もいろいろしながらよくここまでこれたもんです。あー、時間がかかった。
ぼくがEvernoteを整理する際、最も大切にするひとつの問いが、
「自分はいつ、いかなるときに、どのようにノートを取り出したいか」
です。これに尽きると思っています。自分の取り出し方にあったタグ、ノートブック、ノートブック・スタックを考えながら模索するのも、楽しいものです。

Evernoteに任せること

まず、Evernoteにどんなことをまかせましょうか。
ぼくの場合は主に、

の3つです。放り込んでいるノートは、このうちのどれかに分類することができます。

ライフログ

何かしらの記録はすべてEvernoteに放り込んでいます。つぶやいたこと、日記、時間Log、行ったごはん屋さん、睡眠記録、、、これらのノートの取り出し方は、「一覧できる」状態がうれしいです。自分の歩みが形になってそこに残っているのを、ときどき眺めたいので。ってことで一つ一つにノートブックを割り当てることにします。
また、ノートブック間を横断してノートを引っ張ってくる必要がないので、タグ付けはしません。一日に一回、InBoxからノートを移動させるだけでおっけーです。

■説明、解説書

いろんな方々のブログを読ませていただいてますが、数多くのiPhoneやアプリの使い方、活用法を参考にさせてもらっており、それらをすべてEvernoteに放り込んで、参照したいときに取り出す、ということをしています。この手のWebClipノートを、ぼくは"説明、解説書ノート"位置づけています。"説明、解説書ノート"は、「あのノートがみたい」と思うことが多いので、ピンポイントで取り出せる必要があります。そこで、タグでごっそり絞込みができるように、そのエントリを書いた方のTeitter名のタグをつくり、つけています。不思議と誰が書いたのかは、すごくよく覚えているんですよね。

■思考の蓄積

はいきました。「思考の蓄積」。ぼくがEvernoteに一番魅力を感じる部分です。
ここでいう"思考"とは、自分の考え、他の方の考えの両方を指します。WebClipのなかには、これはすごく勉強になる!ためになる!というものも多いですし、自分がふと考えたこと、感じたことは、とても大切にすべきことだと思います。ただ、そのすべてが脳みそで覚えられるわけがない。
そこで、緑の象さん、Evernoteの登場です。
考えたことはできるだけ文章化してEvernoteに放り込む。ブログなどで読んだ、参考にしたいエントリは、すぐさまEvernoteに放り込む。本を読んでいて、「これはっ!」と思った部分は、Evernoteに放り込む。誰かと話していて、「あっ、今のいい!」はEvernoteに放り込む。
このすべてが、後々なにかを考えるときの、思考のエッセンスとなってくれます。
これって、すごくないですか?!
なにより、今のぼくが考えることや「おっ!」と思う情報と、一ヶ月後のぼくが考えることや「おっ!」と思う情報は似ているとしてもどこか違うはずです。それをその都度保存し、すぐに情報を取り出せるようにできるというのは、脳みその強い味方になりすぎます。iPhoneEvernoteがそれを可能にしてくれました。すごいことです。
これらのノートは、自分がなにかについて考えているときに、それとすこしでも関連のあるノートをいくつか取り出し、読み返しながらさらに考えを深めていく、というときにズラズラッと取り出したいです。
そこで、徹底的にタグ付けをします。「悩むくらいならどんどん付ける」がモットーです。確かにめんどうくささはありますが、思考する際の補助的役割をしてもらうためにもこのタグ付けは欠かせません。

■というのも・・・

ぼくは、一度Evernoteの中身をぐっちゃぐちゃにしてしまい、どうにもこうにもならなくなったことがあります。そこで、まだタグ付けが確立していないときのノートをすべて見返しました。そのとき思ったのが、「存在すら忘れられている、埋もれさせるにはあまりにもったいないノートがこんなにもあるのか。」ということです。それらのノートの存在を脳みそで覚えておく必要はありませんが、ふと、Evernoteで検索をかけたときに、ぜひとも出てきてほしい。そしておおいに思考の手助けをしてほしい。その思いを強く持つようになりました。なので、とにかくタグ付けをし、思いがけないタイミングで日の目を見る可能性を高めるようにしています。

おわりに

だれかの、なにかの参考になればいいなぁという思いと、今の自分のEvernoteとの付き合い方を記録しておきたいという考えから、自分のEvernoteの状況についてぶぁーっと書いてみました。なにより、Evernoteとどう付き合っていくのかを考えるのが好きなんですよね。だからいろいろ試行錯誤しながら、Evernoteを自分なりにアップデートしていける。実はこの気持ちがあれば、Evernoteといい関係は築けていけるのかもなーと思ったりします。
では、お読みいただきありがとうございました。