【数学小話】おはじき数え

突然ですがこのように並んだおはじき。

全部でいくつあるでしょう?

答え方はいろいろ

求め方は様々な方法があります。とにかく一つ一つ数える。数列の問題と捉えてみる。数えやすい塊に分けて考える。。。
正しく数えることができていれば、そのどれもが正解です。
では、解答の一例を挙げてみようと思います。

見方を変える


ちょっと回転させた状況です。おはじきが縦横に並んでいるようにみえますか?んーまだ見づらいですね。
では、さらに見やすいように色を塗ってみましょう。

こうすれば黒いおはじきが縦横に5個ずつ、白いおはじきが縦横に6個ずつ並んでいるように見えると思います。黒のみに注目すると、5×5=25個、白は6×6=36個なので、あわせて61個となることがわかります。
見方をちょっと変えると、カンタンにもとめることができました。

求め方は一つじゃない

上の解答はあくまでも数え方の一例で、こんな風に求めよ、というものではありません。正しく考えることができていれば、求めかたはなんだっていいのです。
求め方は一つじゃない。自分の考え方とは違うものに触れることは、とても新鮮で楽しく、自分の視野を広げてくれます。
一つの問題をみんなで解き、その求め方を話し合うことは、とても有用な学習の形であると思います。

おわりに

自分一人でいろんな考え方を出していくことはなかなか難しいものです。数学の「答えは一つだが、求め方はいくつもある」特徴を生かし、いろんな考えに触れていく楽しみを感じてもらえるようにしていきたいな、と思います。
では、お読みいただきありがとうございました。

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