本書を読んで決めた3つの事【書評】ステーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション

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iPhoneを持った事ですっかりAppleに魅了されているぼくですが、もちろんAppleのトップに立つ方にも興味があるわけで。

スティーブ・ジョブズはどうやって数々のイノベーションを起こしてきたのか。ジョブズに限らず、イノベーションを起こしてきた起業家とそうでない者の間にはどんな違いがあるのか。様々な成功例を、7つの法則をもとに成功の理由を解き明かしていってます。そんな本書を読んで決意した、”3つの事”について書いていくことにでもします。

イノベーションって、なんだ?

というかまずイノベーションってなんなのか。本書を読むまでなーんにも知りませんでした。本書での定義はこうです。
イノベーションとはものごとの新しい進め方で、よい方向の変化をもたらすもの」
普段の暮らしをよくするもの、と考えておけばいいみたい。
イノベーションと呼ばれるほど大きな変化ではないにしろ、少しでもよい方向の変化をもたらせる部分はどこかと考えると、ぼくにできることはやはり学校現場で全力を尽くすこと。それによって生徒の良き将来に貢献できれば、これほどの幸せはありません。そんな視点で本書を読んで決意した、”3つの事”について書いていくことにでもします。

法則1 大好きな事をする

法則1においてこんな事が書かれています。
仕事というのは人生のかなりの部分を占めるものであり、そこで本当の満足を得るためには、すばらしい仕事だと信じることをするしか方法がない。
人生の大きなウェイトを占める仕事。だからこそ仕事で大きな満足感を得たいものです。幸いぼくは、ずっとなりたいと思っていた”教員”という職業に就くことができ、生徒と毎日楽しく関わる事ができています。そして4,5年後には大好きな数学を教える事もできるようになると思います。教員はすばらしい仕事だと信じきっていますし、この気持ちをひたすら持ち続けたいと思っています。今大好きな事ができている、その幸せを感じています。
「大好きなこと、どうしてもやりたいと思うことがみつかれば、ああもう1日、それができると太陽が昇るのが待ち遠しくなりますよ」
が、そんなもんで満足するのは早い、まだまだこれから、まだまだ好きの気持ちが少ないという気持ちにさせてくれました。これでもかというほど、大好きな事をとことんやってやろうではないかと思います。
決めた事:自分の満足いくまで大好きな事をする

法則3 頭に活を入れる

イノベーションや創造性と脳の挙動との関係を調べた人々は、「新しい体験で脳を絨毯爆撃しろ」と言う。
それだけ新たな体験は脳を刺激し、刺激された脳こそがイノベーションを創り出す。暇でぼーっとするくらいなら、行ったことないとこへ行き、自分を異世界へとりあえず放り込んでみる。そうゆうことの一つ一つが脳をバッチバチ刺激し、活性化させてくれるのでしょう。
イノベーターとそうでない人を分けるポイントは「関連づける力」だという。
様々な刺激が自分の中で蓄積されていき、バラエティに富んだ経験を積んでいく事で、それらのいくつかがふとした瞬間にくっつき、そこから新たなイノベーションは生まれてくるのかもしれません。そのためにも、何でもいいからやってみる、とりあえずやってみることが必要です。
決めた事:新しい体験で脳を絨毯爆撃する

法則6 めちゃくちゃすごい体験をつくる

ぼくはまだ教壇に立ち始めて数ヶ月で、未熟きわまりないペーペーです。まだ何もできていませんが、それで授業でめちゃくちゃすごい体験をつくりたい、その気持ちは常にあります。それがどんな体験なのかもわかりませんし、どうすればいいのかも全然わかっていません。でも、生徒にはすばらしい体験をしてほしいんですよね。

他の業界に存在する何かに目を付け、それを応用して顧客の体験を大きく改善したとき、それをイノベーションと呼ぶ。
現場から学ぶ事はとてつもなく大きいです。でも、そこだけにとらわれるのではなく、普段の生活から学ぶ事も、関連づけられる事もきっと多くあるはずだと感じます。何か授業に活かせるものはないか、それを応用できないものか、そんな視点で日々過ごしてみる事で、関連が見えてくるのかもしれません。というわけで最後の1つ。
決めた事:なんでもかんでも授業に結びつけてみる。

おわりに

学校という現場で、イノベーションを生み出したいです。そんな大それたものでなくとも良いので。
別に世の中を変えるほどのものでなくてもいい。身のまわりのモノや人について、ほんのちょっとよくしたいーそういう小さな情熱でいいのだ。
これは、本書の最後に書かれている、本書の訳者のお言葉です。ほんのちょっとでもよくしたい。生徒たちに、よい方向への”ちょっとした変化”を起こすべく、できることを1つずつやっていきたいと思います。
では、お読みいただきありがとうございました。

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