「UPAD」と「Noteshelf」それぞれの得意・不得意

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iPadの手書きアプリをくまなく試したわけではありませんが、「この2つあればぼく満足しちゃう!」というのが「UPAD」と「Noteshelf」です。

今回はこの2つを比較、というか使い分けるためにも、それぞれの得意・不得意分野をはっきりさせていってみようと思います。

まず大前提として言えることは、どちらのアプリも書き味はすごくいい!ということ。スーラスラ書けるのでスタイラスペンを使えばノートとしての役割を十二分に果たしてくれます。では、いってみましょう。

いろんなことができる「UPAD」

UPAD 1.90(¥450)App
カテゴリ: 仕事効率化
販売元: PockeySoft - kim genie(サイズ: 17.7 MB)
全てのバージョンの評価: (482件の評価)


■得意とすること
それではまずUPADが得意なことから。この3つが挙げられるんじゃないかなーと思います。
アノテーション
UPADではPDFファイルを取り込んで、そこに注釈を付けることができます。拡大入力枠を利用すれば文字を書き付けることもカンタン。

Dropbox内のファイルも取り込めるところがいい!DropBoxアプリを起動させ、お目当てのPDFファイルを選択し、右上の共有ボタンを押すと「次の方法で開く...」の中に「UPAD」があるのでそれをポチッと押してしまえば、そのPDFファイルをUPADに取り込むことができます。すばらし。
テンプレートの利用
PDFファイルが取り込めるので、何かテンプレートを作成して取り込んでおけばそこに書き込むことができます。また、UPADはピンチイン・ピンチアウトの操作が可能かつペンを選ぶ時にペン先もかなり細ーく設定することができるので、細かいところに記入するのも何のその!
作図・テキスト入力
UPADは作図が得意です。直線と円、四角を描くことができます。そのとき、グリッドを表示させてそれに沿った作図をすることができるので、円や四角もお目当ての場所にキレイに書くことができます。こんなかんじで。

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また、テキスト入力が可能であるのもUPADの強みです。任意の場所にテキストで文字を書き付けることができるので、文字を書くときなどは手書きじゃなくていっそテキスト入力しちゃった方がキレイに仕上がったりするかもしれませんね。

と言ったところがUPADの得意とするところでしょうか。

■不得意とするところ
不得意とするところなんですが、こと「書く・描く」ことに関してはUPADはなんでもできます。なので不得意はただ一点。Evernoteとの連携が若干弱い、というところ。

書いたものをPDFファイルに変換することで、DropBoxGoogle Docsへはアプリ内で送ることができるのですが、Evernoteへはメール送信か「次の方法で開く...」を利用するしかありません。といってもそのどちらかでファイルを送信することができるので、不得意というほどでもないですね。なんでもそつなくこなしてくれるのがUPADです。

書き味抜群!「Noteshelf」

Noteshelf 4.1(¥450)App
カテゴリ: 仕事効率化, ライフスタイル
販売元: Ramki - Rama Krishna(サイズ: 37.2 MB)
全てのバージョンの評価: (355件の評価)


■不得意とするところ
では、続いてNoteshelfにいってみましょう。まずは不得意なところから。の3つでしょうか。
細かーい文字の記入
Noteshelfのペン先の一番細いものは、UPADに比べてだいぶ太いです。それはペンのような書き心地を表現するためなのですが、そのぶん細かさは幾分か失われます。なので細かい文字の記入はちょっとばかし不得意です。
アノテーション
NoteshelfはPDFファイルを取り込むことができないので、どうしてもアノテーションに使用したいというのであれば画像ファイルに変換してから取り込むことになります。となると”荒さ”が出てくるので、アノテーションには向かないかもしれません。
ノート用紙のデザイン
UPADでは1ページ目がノートを表紙になるので、1ページ目を自分の好きなデザインにすることで表紙を自由自在に変えることができます。一方Noteshelfはアプリ内のノート表紙のデザインの中から選ぶ形なので、デザインが限られています。アプリ内課金で購入することもできますが、表紙にもちょっとこだわりたいという方にとっては、少し物足りなさを感じるかもしれません。
■得意とするところ
では、得意なところです。
  • スラスラ心地いい書き味
  • クールなUI、かっちょいいペン文字
  • 写真の挿入、コピー&ペースト
スラスラ心地いい書き味
その書き心地のよさにはほんと惚れ込んでいます。「Noteshelfの書き心地の良さといったらもう」で紹介したように、書き心地を一度体感してほしい気分です。で、なんでそんな風に感じるのかと言うと、ペン文字の雰囲気を存分に醸し出してくれているからなんですね。
クールなUI、かっちょいいペン文字
シックな色調と、ペンやノート、各種ボタンまで行き届いたクールなデザイン。多機能ではありませんが、その分使いやすいUI。そして、文字の一つひとつがペンで書きつけたかのようなインクの染み具合。その全てが、書くときの「心地良さ」を与えてくれています。褒め過ぎ?
写真の挿入、コピー&ペースト
写真の挿入も簡単で、回転させたり大きさを変化させたりも簡単にできます。指定した範囲のコピー&ペーストもできるので、一度書いてからそのポジションを移動させることだって簡単。マインドマップを描くときに便利だったりします。

あと、Evernoteとも連携しているところも嬉しいですね。

おわりに

今回紹介した「UPAD」と「Noteshelf」は、どちらが優れている、とかではなく、お互いの得意なところを活かしながら使用していくのがいいと感じました。ぼくは主にNoteshelfを使っているのですが、たびたびUPADの力もかりながらiPadを一種のノートとして活用している感じです。紙のノートはいらないなぁ、とはなりませんが、なかなか快適なノートの役割をしてくれてます。
では、お読みいただきありがとうございました。

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