1日15分”考える”時間を
「朝、一日15分の数学タイム!」という時間をとっています。起きてすぐに15分間数学の問題について考える、という時間です。この15分がなかなか良い。
15分の数学タイム
15分というほんとうに限られた時間しかないため、解けなければ次の日へと持ち越しになります。一つも解決への糸口が掴めなかったとしても、15分は集中して問題に取り組み、それでもわからなかったらまた明日。解けるまで同じ問題を何日も何日も考えることになります。すると、ちょっとおもしろいことがおこる。■同じことについて考えても
同じ問題を、同じ時間に、同じ時間だけ考えているのに、昨日とは違うアプローチをしていたり、昨日は気づかなかった新たな発見をしたりします。昨日手が出なかったからと言って、今日も手が出ないのかというとそうともかぎらない。むしろわからなかったことが解決したり、大きく答えに近づくこともしばしばあります。同じ問題について考えても、昨日と考えることは少なからず違っている。これって数学の問題を考えることに限った話ではありません。
15分間考える
考える対象はなんだっていいです。夢へのアプローチ方法について、時間の使い方について、はたまた温暖化を止める方法についてなど。答えのある、なしにかかわらず、”同じこと”について毎日時間をとって考えてみる。すると”考え”が少しずつ塗り変えられていき、新たな発見をし、少しばかり進歩を感じ、それが楽しい面白い。そんな感覚を味わうことができます。昨日に対して、今日の自分は「1日」多く経験しています。たぶんこの一日の差がなかなかに大きく、その経験が新しい考えを生む。毎日同じことについて考えることで、昨日とは違う自分と言うのを感じることもできます。
”15分”だから集中が続く
毎日じぃーっくり考えると、それだけで頭がヘトヘトになって考えることに疲れて嫌になってしまいます。15分間という短い時間”ちょこっと”考える。これがポイントです。15分だからグッと集中できますし、毎日続けられて長続きします。結果的に結構な時間を積み重ねていくことができます。■ノートとえんぴつ
必須アイテムがノートとえんぴつです。1冊のノートに15分間で考えたことを書き付けていきます。明日の自分への申し渡しです。15分の積み重ねを書き付けていくことで、そのノートはすんごく価値のあるものになっていくはず。一日の考える時間は15分でおしまいにし、それ以上は明日の自分にまかせる。”明日の自分”だからこそわかることもあるはず。そんなスタンスで、物事にたいしてじっくり考えるのもなかなかいいもんだよ、というお話でした。
おわりに
昨日と違うことを考えることができている自分、それによって大きく思考が前進した時の感覚っていうのはなかなかやみつきになります。考えることってすごく大事で、大事だからこそ”考え”が進み塗り替えられていく感覚を「楽しい!」「やったね!」って感じるように人の脳みそはできているんではないか、なんてことを思ったりします。では、お読みいただきありがとうございました。