楽しくはじめて続けていけば良い 〜「たった一度の人生を記録しなさい」を読んで学んだこと〜

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日頃、ぼくはEvernoteにはすんごくお世話になっています。そしてEvernoteにお世話になるためにすんごくお世話になったのが本書「たった一度の人生を記録しなさい」著者の@goryugoさんのブログ、goryugo, addicted to Evernote。ということはぼくにとって@goryugoさんは、お話ししたことはありませんがものすごくお世話になっているお方ということになります。なんだか何を書いているのかわかりませんが、とにかくすごくお世話になっている@goryugoさんの本はすごく「読みたい!」と思うわけで、実際に読んでみてまたさらにお世話になったわけで。

記録の効用

はじめはなんだかわからないままにとり始めたライフログ。自分のログをとっていくことでだんだんとその効果というか効用みたいなものを感じることができてきています。ライフログの良さを比較的はじめから感じることができるのが、思わずダラダラ過ごしてしまいそうなときも「怠惰な自分は記録したくない」という気持ちから、ちょっとがんばったりしちゃうこと。
記録するという行為が、ダラダラすることをやめる「トリガー」になるのです。
自分のログをとれば、それは後々まで残ります。ふとダラダラしそうなときでも、「2011/12/21 14:00 ダラダラしてしまった」と残すよりも、そこは少しがんばって「2011/12/21 14:00 読書開始!」とかになった方が記録を残す自分としては気持ちがいい。怠惰な自分を残したくなければ、ダラダラ過ごすことをやめちゃえば良いです。行動を記録するのですが、記録するという行為が行動にも影響を及ぼしてきます。
■記録して脳みそから追い出す
また、記録するという行為は感情にも影響を及ぼします。
人間がイライラしている場合というのは大抵、自分でもなぜイライラしているのか原因がわからず、感情の整理ができていない状態になっています。



そこで、まとまりのない感情を「書く」。
イライラしてしまったときなどは、とにかくその感情を書き付ける。書くと整理される。整理された気になる。イライラの感情を書き付けて頭の中から追い出しちゃいます。こういうのは頭の中にいつまでもとどめておくのではなく、どっかに書いて吐き出してしまうのが一番です。
■比べる対象はあくまでも自分
記録の効用としてかなりでかいのは、自分の変化を感じ取ることができるようになる、ということ。自分の変化を感じ取ることができるということはすなわち、自分の成長を実感できるということです。
自分が成長したのかどうかは、他人と比べてもわかりません。
過去の自分と比べた、自分自身の変化こそが成長です。
自分よりすごい人なんてわんさかいます。そんな人を”目標”にするならいいですが、すごい人と自分を”比較”して「自分は全然だめだ」「成長できてない」なんて考えるのはただ自分を下げてみるだけでいいことなし。他の人と比較しても自分の変化、成長には気づけません。過去の自分と比べていかないと。そのためには、過去の自分がどんなだったかわからないといけません。過去の自分は今現在は存在しないので、記録しておくことが必要です。逆に”今を記録する”という行為は、未来の自分に今の自分はどんなだったか教えるための手段なんでしょうね。

記録の心構え

物事は”やってすぐ効果がある”なんて都合のいいことはなかなかありません。筋トレを一日やっただけでは筋肉はムキムキにはなりませんし、素振りを二日がんばったからと言ってカキンカキン打てるようにはなりません。それはライフログも同じ。
何より「やめない」ことがライフログの秘訣です。
記録をとり続けるからこそ価値が出てくる。すぐにやめてしまって「ライフログ意味なかったわー」と結論づけてしまうのは少し違うような気がします。とにかく”やめない”。ぼく自身、まだ1年ほどしかライフログをとっていませんが、続ければ続けるほど効果を発揮するものではないかなと感じています。
■楽しくなくっちゃ
ただ、なんでもそうですが、「続けるんだ!」という意気込みだけで続くもんではありません。そこに楽しさなり、簡単に記録する仕組みがなければ。
記録すること自体が楽しく、記録したことが役に立つライフログのほうがいいはずです。何よりも、楽しくなければ始められないし、継続することもできません。
Evernoteライフログをとりためていくなら、楽しくする工夫は色々できます。写真を撮って記録したり、音声を録音しておいたり、はたまた動画を放り込んだり。それを見返し、ライフログの効果を実感することでさらに楽しくなり、どんどん続けたくなる。そんな良い循環ができればこっちのもんです。「どうやったら楽しくライフログをとることができるか?」を考えながらログをとっていくのも、なかなか楽しいもんです。楽しむ姿勢が大事大事。
■反射的にメモる
とにかく大事なのは、思い立ったらすぐにメモをしておくということです。
はじめはなかなか”メモる”という行為を自分のものにするのは骨が折れますが、”すぐメモる”をやっていくと頭で考えなくてもメモ帳ないしiPhoneをスッと取り出すことができるようになってきます。「思い立ったらすぐにメモ」を続けることで、「思い立たなくても反射的にメモ」ができるようになってきます。そうなったら占めたもの。ライフログはどんどん加速していきます。
「役に立たない」と思わずに、自分がやってみよう思ったことを記録しておく
とにかくどんな記録も残していく姿勢が大切なのでしょう。

おわりに

本書にはライフログを楽に、楽しくとっていくための具体的な方法や、何を記録すればいいのかなど「楽しく続ける」ためにどうすればいいか、がたくさん書かれています。ライフログはまず続けることが大切。その大きな手助けになる1冊です。ぼくもいろいろとマネをしつつ、楽しいライフログ生活を続けていきたいと思います。

では、お読みいただきありがとうございました。


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