"ものごとの捉え方"〜「自分を超える法」を読んで学んだこと〜

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分厚い本です。内容はKey1〜Key5までに分かれており、Key1は「成功の心理学」、Key2「お金のつくり方」、Key3「リーダーシップを高める」、Key4「世界観をつくる」、Key5「10倍強くなる文章術」と多岐にわたっております。その分得ることも多いのですが、多くてどこから書けばいいのか、何を書けばいいのか戸惑います。そこで、全体をとしてグッときた言葉を中心に学んだことを。

鍛えたければ負荷をかけろ

「成長するためには負荷をかける必要がある」
筋トレは筋肉に負荷をかけることで鍛えますし、それと同じで脳みそも負荷をかけることで鍛えることができます。成長には負荷が必要で、楽ばっかりしてちゃダメ。

ただ、負荷をかけすぎるのも考えもの。重すぎるバーベルはびくともせず、筋肉を鍛えるどころではなくなってしまいます。今の自分より”ちょっと上”を目指すがんばり、適度な負荷が必要になってきます。その把握のためにも、できたこと、できなかったことを記録していくことは重要だな、という当たり前でもとても大切なことについて考えさせられました。

このあたりは「究極の鍛錬」が詳しいかもです。

どう受け取り、どう行動するか

黒いマスは、好むと好まざるとにかかわらず、100%の確率で、降りかかってくるものです。私たちが唯一できることは、黒いマスを踏んだときに、「どう対応するか?」を選ぶことだけです。
「失敗はしたくない」と、どうしても思ってしまうものです。でも失敗ばかり恐れてしまうと、安全地帯から抜け出せない。自分に負荷をかけることもできないし、そもそも本当の安全地帯があるのかも疑わしい。失敗ではなくても、いつ何が起こるかわからないものです。
どの「人生のできごとカード」が配られようとも、「配られた手で勝負するしかない」
結局は起こったことに対し、それをどう受け取り、どう行動していくのか。それに尽きるのだと思います。「起きてしまったことは仕方がない、過ぎてしまったことはしょうがない」。起きたこと、過ぎたことを変えることはできません。
多くの人の欲求不満は、「コントロールすることが不可能な状況」に「自分の世界観」を無理やり当てはめて、「どうしてもこうなりたい!」という不毛な期待を抱くことから生まれます。
”変えることができないもの”を変えようとしても、結局それは変えられないんですからイライラが募るばかり。コントロールできない物事でやきもきするのは、労力の使い損です。変えられない、コントロールできないものは置いといて、起こった物事に対し、「自分はどうしていくのか?」を考えることに集中していきたいと思います。

思考は変えることができる

iPhoneを手に入れ、Evernoteと出会い、自分が考えていることを「書く」という行為が格段に増えました。考えたこと、思ったことを”書く”とき、以前から意識していた「良いことにフォーカスを当てよう」ということをより意識することとなります。落ち込むことがあっても「ここもここもダメだ」ではなく「ほめるポイントはどこ?」と、「なんでこんなことができないんだ」ではなく「できたことはなに?」と考え、それを書き残すようにしてきました。ずっと続けることで以前より明らかに自分の中の「何とかなるさ感」が増しています。
同じ質問を「繰り返す」ことで、脳が自然と答えを見つけて引き寄せる
「良いことにフォーカスを当てる」ことを繰り返すことで、たとえ落ち込んでいてもちょっとした明るい一筋の光にも敏感になり、「まぁ大丈夫か。」と自然と思えるようになったということなんでしょう。少しずつ自分の受け取り方というのは、変えることができるんです。「ぼく、案外できてるやん!」と思うのはタダですし、どうせなら良いことに敏感になるほうが楽しいですもんね。

おわりに

自分とは違う考えに触れることはおもしろいです。特に自分があまり意識したことのなかった考えに触れたとき、「ほえー、そう見ることもできるのか!」とすごく刺激を受けます。そういう点で、本書にたっぷり含まれている著者の方の考えに触れることができ、おもしろかったと同時にとても参考になりました。いろんな本を読めば読むほど様々な考え方、見方を知ることができ、読書ってそういうところがおもしろいなと改めて感じさせてくれる1冊でした。

では、お読みいただきありがとうございました。

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