もしも黒板がiPadだったら。。。

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教育に力を入れるApple。先日、iBook2やiBooks AuthoriTunes Uを発表して、電子教科書への大きな一歩を踏み出したわけですが、それがどう展開していくのかは今後の楽しみの一つとしてとっておいて、今回思ったことがあります。それは「黒板がでっかいiPadだったらいいのになぁ。。。」ということ。

iPadは授業ですごく使える

普段の授業でよく、iPadを使います。モニターと接続して、作成したKeynoteを流したり、そこに図や画像を加えてみたり。はたまた手書きアプリを利用してみたり。”視覚支援”を行ううえで、iPadはすごく役立っています。
■ただ、限界が
大きめのモニターを利用しているとは言え、それでも画面が小さく感じてしまうのがやはりネックとなってしまっています。文字を入れ、いざ画面に写し出してみると案外小さくて読みずらかった、なんてこともしばしばです。

また、手書きアプリを用いて、そのモニターを黒板のサブ的な役割で使うこともしてみました。モニターに直接書き込むわけではなく、手元のiPadに何か書き込むとモニターに表示されるわけですが、いつもの黒板にチョークで書いていく感覚とちょっと違いすぎてすぐにやめてしまいました。あの、でっかい黒板にダイナミックに文字を書き付けていくのは、やっぱり授業には必要不可欠な要素です。
■で、思った。
「黒板がでっかいiPadだったらいいのになぁ。。。」と。

良いと思った理由

1、一つで手書きと画像・映像の表示ができる
黒板がでっかいiPadだったら、手書きアプリを利用すればこれまでと同じように黒板の役割をさせることが可能です。イメージとしては「むげんメモ」みたいなアプリ。ピンチイン・ピンチアウトが自由自在で、画像も任意の場所にカンタンに配置できる。書く場所を移動すればまた真っ白な何も書いていない場所が現れるので、書いたものをいちいち消す必要もありません。それプラス、「Noteshelf」のような「コピー&ペースト」の機能もあればさらにいいですね。書き心地もNoteshelfのようであれば申し分ありません。授業の参考となる映像も添付することができればさらにいい。

今の「黒板にチョーク」のスタイルとほとんど変わらず、そこに画像を貼付けたりズームができたりと、いろいろなオプションがつけられる。ずーっと黒板を使っていた方ほど一歩踏み込んだ使い方ができるような気がします。

むげんメモ 3.0(¥450)App
カテゴリ: 仕事効率化
販売元: ignote Co., Ltd. - ignote Co., Ltd.(サイズ: 9.7 MB)
全てのバージョンの評価: (16件の評価)



Noteshelf 5.0(¥450)App
カテゴリ: 仕事効率化, ライフスタイル
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全てのバージョンの評価: (509件の評価)


2、記録がカンタン
黒板は書いたものは消さなければいけません。でも、もしiPadなら書いたものはボタン一つで保存しておき、いつでも呼び出すことができます。自分の板書を記録し、あとで見返せば改善策もいっぱい見つかるでしょう。もし書いた順番まで記録してそれを再現することができたなら、黒板の使い方がとても上手な熟練の先生方から板書の手順を学ぶことができます。あ、音声も同時に記録しておけば一つの授業をまるまる学ぶことができますね。教員の板書レベルがどんどん上がるのではないかと思います
3、もちろんKeynoteなんかも使ったり
もし黒板がiPadだったら、もちろん黒板以外の様々な役割ができるようになります。Keynoteを用いて授業することもできますし、Webの閲覧もカンタン。試験中はタイムタイマーのアプリを起動させておけば、試験者にとっては残り時間が視覚的にパッと把握することができていいかもしれません。ほかにもいろんなアプリを使うことで、授業の幅がグググんと拡がる気がします。

おわりに

ぼくの頭ではこんくらいのことしか思いつきませんできたが、もっと考えればもっともっと他にも利用法が見つかるでしょう。

将来的には黒板の再発明も行われるんでしょうか。できればぜひ実現して欲しいものです。もし黒板がでっかいiPadだったら、授業をするのもすごく楽しそうなので、もし実現するのであればどうかそのときまで教員を続けていたいなぁと思ったりした、ちょっとした妄想のお話でした。

では、お読みいただきありがとうございました。

もしも黒板がiPadだったら

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