読書メモにSiriの音声認識はいかが?
みなさんは、読書メモってとってますか?
ぼくは必ずとるようにしています。本1冊から吸収したいことはいっぱいある。でも、一回読んだだけで吸収できるかっつーと、そう簡単にはいきません。内容もすぐ忘れうような脳みそしか持ち合わせていませんし、本から学んだことを具体的な行動に移すには自分というのはなかなか腰が重いやつだと十分理解しています。また、本1冊読む中で、自分というのはなかなかいろいろと考えてくれるものです。賛成意見や反対意見、関連する何かなど、そのいろいろ考えたことを考えてはい終わりー、とするのはすごくもったいない。
という気持ちから、ぼくは”ねぎま式”とよばれる読書メモのとり方をしています。”ねぎま式”とは、焼き鳥のねぎまが「鶏肉-ねぎ-鶏肉-ねぎ...」と鶏肉とねぎが交互にあるように、「本文の引用-考えたこと-本文の引用-考えたこと...」とメモをとっていく形式です。
ぼくはこのメモをEvernoteにとっているのですが、本を読んで考えたこと、自分の思考についてはiPhoneを使ってその場でメモり、本文については1冊を読み終えてからまとめていっきに書き写していっております。ちなみに、思考のメモには「PostEver」というアプリを使っています。
PostEver - 1日分のメモが1つのEvernoteノートに 2.3.1(¥600)
カテゴリ: ビジネス, 仕事効率化
販売元: Atech inc. - Atech inc.(サイズ: 2.4 MB)
全てのバージョンの評価: (821件の評価)
「PostEverエンジン」というやつをフル活用です。(参考:読書メモをiPhoneでEvernoteにメモしていくなら、PostEverが良いと思う3つの理由)
本文の書き写しが、しんどい
考えたことをその場でメモるぶんにはめんどうくさいという気持ちよりも、「今の考えをちゃんと書いておきたい!」っていう気持ちのほうが強いので、なんの抵抗もなくできるのですが、問題は本文をいっきに書き写す作業です。Macに向かって、タイピングでぽちぽちと書いていくわけですが、なかなかこれが疲れる。肩はこりますし、時間も1時間ほどはかかってしまう。結構な負担だったりします。で、読書メモの本文書き写しが億劫になっていって、まだ読書メモを作成していない”既読本”がたまってっちゃう。読んだら読みっ放し状態の完成です。これはまずい。本を読んだら読みっぱなしにするほどもったいないと考えてますので。そこでiPhone4Sの登場となるわけです。iOS5.1へのアップデートで、「Siri」が搭載され、音声認識をものすごく手軽に使えるようになった。じゃあ、読書メモの本文書き写しを、タイピングじゃなくて、読みあげて音声認識してもらえばいいんでないか、と考えたわけです。実際やってみて、なかなかいいかも、です。
やってみて「”いいね!”あげちゃう」ってなったところ
作成時間的にはそんなにタイピングとそんなに変わらないっぽいんですが、それでも思わず”いいね!”って思ったことがいくつかありました。1, 認識率がいい
生まれも育ちも大阪なぼくは、当然大阪弁でしゃべりますし、メールも基本的に大阪弁。なので、メールをSiriに音声認識してもらっても、なんだか変な感じに変換されることが多く、正直使えない。でも、本の文章は標準語、しかもちゃんとまとまった文章な訳です。音声認識の精度もかなりよく、長ーい文章をいっきに読み上げても、間違えることなく認識してくれることもおおい。少しの修正で済むのがいいいね!2, 自由な姿勢で書ける
iPhoneもってしゃべるだけなので、寝転がってても、あぐらかいて座ってても、立ってても、どんな体勢でも書き写すことができます。タイピングのように肩がこるようなこともありません。体勢を変えながらメモをとっていくことで、長いあいだ集中をきらさず書き写すことができるのがいいね!3, ”しゃべる”がいい!
一度読んだ内容の大事な部分を、もう一度声に出して読むことになります。「声に出して読む」ってのがなかなかよくて、記憶もより定着するように感じます。また、滑舌のあまりよくないぼくにとっては、舌を動かす良いトレーニングにもなります。また、タイピングに比べると疲れが少ないので、いつもより余計に本文を書き写したりします。長い引用もなんのその、です。
そんなこんなで、「Siri」を利用して本文書き写しがなかなか自分に合ってるっぽいので、しばらくこれでいってみようと思います。
おわりに
「やったほうが絶対いいとわかって入るんだけども、めんどくさくてやらない」ってことっていっぱいあるように思います。代表例として「記録をとる」ことが挙げられますが、今回の読書メモもそういう類いのもの。でもまたiPhoneがその手助けをしてくれるようです。iPhoneは、自分の暮らしまで進化させてくれる、すごいやつなんだなぁと改めて感じました。だからもう愛してやまないわけですね。では、お読みいただきありがとうございました。