身につけたいな、”思考のくせ”〜「ふだん使いのマインドマップ」を読んで学んだこと〜
ブログを書く時など、自分なりのマインドマップを描き、書くことをまとめたりしています。ぼくのエントリの最後に載っけてあるマインドマップがそれです。
今まで描いてきた量はかなりのもので、そのほとんどが好き勝手な、自分が描きやすいように描いてきましたが、文章の内容をまとめるという役割においては、かなりの仕事をしてくれます。だいたいマインドマップ描いてしまえすれば、文書は8割がたできあがったも同然、みたいな感覚です。
自分なりのマインドマップで不自由はなかったのですが、それでも一度マインドマップについてちゃんとした方法を知っておくべきだな、と思いました。また、ブログに限らず、もっと色んな場面でマインドマップを活用していきたいな、との思いもあり、たまたま本屋さんでみかけた本書を手に取りました。
「1.マインドマップとは?」
中でも興味深かったのが、「1.マインドマップとは?」の章。マインドマップの生まれと歴史について書いてあり、興味深かったです。
■”記憶術”としてのマインドマップ
マインドマップは、元々は”記憶術”として生まれたものでした。ギリシャ式の記憶術を、脳をより使える形にグレードアップさせた形としてマインドマップは考えられました。記憶術としてマインドマップを使ったことなかったので、ぼくのなかではこの事実は少し驚きです。
元々は記憶術として提唱されたマインドマップ、知られていくうちに様々な使われ方をしていきます。発送術に使われたり、スケジュール管理に使われたり。
自分が考えてもいなかったマインドマップの可能性の広がりに、ブザン氏自信も驚いたといいます。マインドマップの生みの親である、ブザン氏も考えてはいなかったマインドマップの活用法。
記憶術にとどまっていたとしたならば、おそらくマインドマップはこんなにも有名にはならなかったんではないかなと思います。
基本のルール
マインドマップを書く基本のルールとして、まずは5つ挙げられています。ぼくはこれまでマインドマップをよく描いてきたんですが、この中の”「単語(言葉)」を書いていく”ってのがどうやら守れていなかったみたいです。
- 「用紙」に
- 「セントラルイメージ」を
- 「カラー」で描いて
- 「枝(ブランチ)」を拡げていき、その上に
- 「単語(言葉)」を書いていく
これでマインドマップが描けます。
いつもマインドマップを描くときは、単語ではなく文章を書いて連ねていってました。
本書を読んでから実際に単語をブランチに書いていく方法で何度かマインドマップを仕上げてみましたが、これがなかなk難しい。
思いついたまま書けばいい文章に対し、思いついたことを単語にまで落とし込まないといけないので、結構負荷がかかり、今までみたいになかなかスラスラ描けないんです。
でも、慣れきった方法を今後も続けていくより、適度に負荷をかけてった方がいいので、正規の方法でも積極的にマインドマップを描いていこうかなと思います。
おわりに
本書の中に、マインドマップについてこんな文章があります。どんなことについても「その先に枝を伸ばす」ことを考える作業、とも言えるでしょう。この思考の癖がついてくると、日常のコミュニケーションにおいても、相手の言葉を表面的に捉えることが少なくなります。”思考のくせ”って大事なもんで、その人を形作ると言っても過言ではありません。
マインドマップを描くことで、相手の言葉を表面的に捉えることが少なくなる。相手の言葉のその先まで考える思考のくせ。そんなものまで身につけることができるかもしれないマインドマップ。
ブログを更新する時には、文章をつなげる今まで通りの方法がやっぱり文章を書き連ねて行きやすいのですが、マインドマップの思考のくせを身につけていくためにも、ブランチに単語を乗せる、従来通りのマインドマップも他のシーンでどんどん描いて、いこうかな、と思います。
では、お読みいただきありがとうございました。