今、あなたは感謝して生きているだろうか?〜「死ぬ気で働いたあとの世界を君は見たくないか!?」から得た二つのこと〜
20140207064008 by choiyaki
本を読むと、いろいろなことが得られます。知識として得るものもあれば、行動に移し、実感することもある。読むだけで終わることがほとんどですが、なにか一つでも行動に移せたら、大事なことに気づかされたら、それはとても良い本に出会うことができたということ。
自分の置かれた状況、気分によっても、読んでよかったと思えるかどうかは変わってきます。
本書は、ぼくにとって良い本であり、読むタイミングもすごく良かった。
たくさんのことを得たわけではありませんが、すごく大切なことに気づかせてくれました。
2013年の自分
2013年も中旬に入った頃、ぼくのなかにはずっと、なんとも言えないもやもや感がありました。休日はダラけ放題で、平日の仕事に対しても、身が入りきっていない感覚。今年に入ってすぐに、2013年の目標の達成度を確認したのですが、それはそれは散々なものでした。悶々とした気持ちで過ごしていた一年を、まさに反映したできでした。
「これではいかん!」という気持ちがありながらも、そんな現状を一人で打開することもできず、悶々と過ごす日々。
他力本願ですが、本に何か書いてないだろうか、という思いで、タイトルに惹かれて本書を手に取りました。
「である」調で書かれる、力強い言葉立ち。「こうなんだ!」とはっきり言ってくれるところも、後押ししてくれたように思います。自分の状況によっては、「こうだ!」と言い切られることに拒否感を感じることもあるのですが、すがる思いで読み出したそのときのぼくにとっては、この言い切りがとても心地よかったです。
結果、本書のおかげで、きりかえることができた部分も大きいです。それまでの悶々とした気分が、ガラリと変わるわけではありません。でも、本書に書かれたことにギクリとし、行動を起こしたことで、悶々はすこしずつ晴れていってくれました。
思い当たりまくる”無責任”
相手に判断を委ねているときは、たいていは無責任な気持ちが働いている。一番ギクリとさせられた言葉が、これ。まさに仕事で、ぼくは無責任に振舞っていました。相手に判断を委ねていた。相手がこう言っていたから、と言い訳をし、自分の責任ではないと、自分を省みるということをしようともしていなかった。
無責任な自分に気づかせてくれました。
それからは少し行動を改め、自分から意見を言う、自分でどうすればいいか考える、自分がまず動くことを意識するようにしました。
油断すればすぐ判断を委ねかねない自分を自覚し、まず自分が、という意識にきりかえることができました。
今、あなたは感謝して生きているだろうか?
もう一つドキリとさせられた言葉があります。今、あなたは感謝して生きているだろうか?「自分には、”感謝する心”があまりないのではないか?」。そんな風に感じていたことから、「今日のありがとう」という項目を日記に含め、その日一日でありがたかったことを書く、ということを続けていました。それが、いつからか途絶えてしまい、書かなくなっていました。
日記を書かなくなったことが原因なのですが、もしかして、「なんかモヤモヤする」「日々、あんましうまくいってない」感覚ってのは、「今日のありがとう」を書かなくなってからではないか、と思い当たりました。
感謝の力ってのは、すごい力を持っていると思います。たくさんの感謝を感じていれば、自分の行動も変化していきます。貢献へと意識が向きます。
本書に書いてあった「今、あなたは感謝して生きているだろうか?」という問いかけで、ハッとさせられ、また「今日のありがとう」を書きはじめることにしました。そのおかげかはわかりませんが、今はモヤモヤは確かに晴れ、しっかりと前に歩むことができている実感があります。
おわりに
一冊の本から学ぶことは、多くなくてもいい。一つでも自分の行いを省みて、改善に向かえたら。一つでも学びがあり、実際に行動に移すことができたら。だからぼくは本が好きで、読み続けているんだな、と感じました。一冊一冊の本当の出会いを、大切にしていきたいものです。
では、お読みいただきありがとうございました。
20140208075249 by choiyaki
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