今回の連載「カードを使った超アナログタスク管理」執筆で踏んだ手順


FlickrIMG_1132 by choiyaki

ただいま、「choiyaki出版」にて、「カードを使った超アナログタスク管理〜メモシステムにおける43Tabsとその運用〜」を連載しております。

この連載、自分の中で、本を書くつもりですべての章を書き上げてから、一章ずつ更新する、というスタイルをとっています。なので、もう全部書き上げているので、毎日ただただ更新しているだけなわけです。

なぜこんな更新の仕方をとっているのかというと、「一度自分で、本というのを書いてみたかった」から。完成したら公開してみればいいか、みたいな、趣味の一環で書き進めてきたもの。今回の「カードを使った超アナログタスク管理〜メモシステムにおける43Tabsとその運用〜」で二作目となり、書いた内容も、自分が興味のある、書きたいことについて書いたので、すごく楽しみながら取り組むことができました。

二回目になり、少し慣れてきた部分もあり、どんな風に書き進めたのかってのを書いてみたいと思います。

内容を定める

まずは全体の内容、構成を考えました。まっさらなA4の用紙を準備し、ネタだしをします。スッキリするまで何枚も書き、全体をどんな風にするかつかめてきたら、アウトライン風に、内容を書き出していきました。

アウトライン風に書き出す際、使ったのが「MagicalPad HD」というアプリ。このアプリ、なかなかおもしろくて、アウトラインを書き、それを画面上の好きなポジションに配置することができるんです。で、そのアウトラインを何個も書き、矢印で一個一個をつないでいくことができます。

基本的に、章ごとにアウトラインを作成し、それを画面上の好きなところに配置し、矢印をつなぎ、全体の流れを作っていきました。以降、作業を進める際には、この図を参照しながら書いていきました。

MagicalPad HD
カテゴリ: 仕事効率化, 教育

マークダウンで書き進める

普段ブログ記事から、マークダウン記法で文章を書いているので、本の執筆でも、同じようにマークダウンを用いています。

Markdown記法 - catch.jp-wiki

本は、最終的にはePub形式やPDF形式にまとめるので、その際に使うのが、「電書ちゃんのでんでんコンバーター」というサービス。都合のいいことに、この「でんでんコンバーター」は、マークダウンで書いているテキストファイルを、見出しなど成形してePubファイルを作成してくれるんです。なので、書き進める際にも、マークダウン記法を使っておくのは、後々とても変換が簡単になって便利なんですね。

書くときに使っていたのが、Macアプリの「Mou - Markdown editor for web developers, on Mac OS X」。2画面に分かれており、マークダウン記法を使って片方の画面で文章を書いていくと、それを成形し、もう一方の画面に表示してくれる、というもの。どんな表示になるのか確認しながら、文章を書き進めることができるアプリです。

つなぎあわせて、ひとつのファイルに

各章ごとにファイルを分け、書き進めていき、それらをひとつのファイルにまとめて、一度はじめから最後まで読んでみました。やはり誤字脱字などが多いので、その都度修正を加え、読み進めていきます。

また、今回は、図をたくさん使って説明する形にしたので、この段階で、図を文章内に挿入していきました。

最後まで読み終わった後、「でんでんコンバーター」にてePubファイルを作成し、それをさらにPDFファイルに変換して、iPadに取り入れ、最後の校正に入っていきました。

「NoteShelf」で、赤ペンで修正を書き加える

この段階で、すでに本はできあがっています。実際に本として読んでみると、どういう感じなのかをつかむために、PDFまで仕上げて、読んでいきました。

使ったアプリは、「Noteshelf」。ぼくの一番のお気に入り手書きアプリです。

Noteshelf - 、スケッチを書く、注釈
カテゴリ: 仕事効率化, ライフスタイル


1ページ1ページ読み進め、文章の意味がとりにくいところや、読んでいてテンポが悪いところ、同じ表現が重なっているところなどを赤ペンで修正していきました。

実際に完成されている、自分が書いた作品を読み返すのは、なかなかに楽しい作業でした。また、それに赤ペンで修正を加えていくのも、加えるごとに作品がより良くなっているように感じて、これまた楽しかったです。

最後に赤ペンでの修正をもとに、テキストファイルを書き換えて全体を仕上げ、「choiyaki出版」にて公開開始、という流れとなりました。

むずかしかったところ

やっぱり、ながーい文章を書き進めていく、という作業は、とても難しく感じます。章ごとのつながりを考えたり、それまでに提示した情報・まだ書いていない情報を考慮しながら書き進めたり、どうわかりやすく伝えればいいのか悩んだり。

また、文章内に画像を挿入する方法も、なっかなかわからなくて苦労しました。最終的には、いつもブログに挿入している方法とまったく同じようにすることにして、なんとかクリアできましたが。

でも、むずかしさよりも、やっぱり楽しさのほうが大きかったなぁ、と。またちまちま次の作品を書き進めております。

おわりに

そんなこんなで書き上げられた、「情報カードによる超アナログタスク管理〜メモシステムにおける43Tabsとその運用〜(リンク)」、ぜひぜひ読んでやってください。

では、お読みいただきありがとうございました。

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