力を集約し、「いま」を将来へとつないでいく〜「ワン・シング」を読んで学んだこと〜


FlickrIMG_4360 by choiyaki
「夢」が定まったからには、そこに向かって「いま」できることを積み上げていくのみ。的をしぼり、「夢」の達成に向けて、自分の力を集約していく必要があると思うんです。

「一つのこと」に集中する

いろんな経験を積むのは、とてもいいことだと思います。一見無駄に思えるような経験でも、きっと自分のどこかで、血となり、肉となってくれているはずだ、と考え、いままでにやったことのないことも、積極的に経験していきたいな、という気持ちはあります。ただ、ぼくの性格的に、いろんなことに手を出していく、というのはあんまし考えていません。多くの経験を積むことは確かに大切ですが、それ以上に、大切なことに、集中的に力をそそいでいきたいな、と。
「夢」が定まったからには、そこに向かって全力を注いでいく。達成には全然自分の力が足りていないことを自覚していますし、多くのことに注力している暇はない。そんな風に思います。「夢」に向かうべく、「一つのこと」_今であれば数学の力をつけ、発信していくこと_に集中していくことこそ、必要なことと感じています。

「いま」に向けた目標設定

トップダウンの考え方が威力を発揮するのは、達成したい目標、到達したい理想の姿が明確に定まっているとき。そこに達するために、この5年間でなにをすべきかが見えてき、5年間が定まることで、この1年間の行動が定まり、1年間が定まることで、一ヶ月でどこまで進めばいいかがわかり、一ヶ月がわかることで、この一週間どう過ごせばいいのかがはっきりし、一週間がはっきりすることで、今日一日のやることが明らかになり、一日のやることが明らかになることで、「いま」すべきことを、自信を持って行動できるようになる。これが、「「いま」に向けた目標設定」です。


「将来のために、いま現在、私ができる「一つのこと」は何か?」
これではうまくいかない。現在のこの瞬間があまりにも将来から遠く離れていて、カギとなる優先事項がはっきり見えてこない。

将来から、いきなり「いま」を考えても、何をすべきなのかは見えてきません。将来から逆算して、何をすればいいのか、間のステップを埋めていかねば。

「いま」の積み重ねが今日一日になり、一日の積み重ねが一週間になり、一週間の積み重ねが一ヶ月になり、、、「夢」という方向に向かっていくための「いま」すべきことを明らかにするためにも、「いま」に向けた目標設定はとても大事である、と言えます。

大きく考え、大きく育てる

目標を定めるにしろ、「夢」を語るにしろ、大切なことは「大きく考える」ということ。
自分の限界を、自分で把握している人なんているんでしょうか。限界なんて本当はないものなのに、定めてしまったその瞬間、限界は生まれてしまうもののように思います。


今日私たちが築くものは、明日の私たちに力を与えるかもしれないが、逆に制限するかもしれない。

自分の成果の上限なんて、あかるわけありません。勝手に決めるもんでもありません。決めてしまった、定めてしまったときに、定まってしまうのであれば、定めない方がいいに決まってます。限界なんて気にせず、「大きく考える」ことこそ、高く飛ぶためには、大きなドミノを倒すためには必要です。
大きく考え、行動していく。何度も何度も行動を起こす。大きく育った物をすぐに手に入れることはできません。大きく考えれば考えるほど、そこにいたるまでの道のりは長く険しいものとなるでしょう。いきなり大きな成果を得ることなんてできません。継続的に行動していくことが必要です。でも、そんなことは当たり前。だからこそ、「いま」に向けた目標設定を行い、大きい成果に向かうために、今、すべきことを明らかにするわけです。


あなたは大きく育ったものを手に入れることはできない。小さいものと、それを育てる機会をえることができるのだ。

おわりに

本書を読んでいる最中に、ふいに自分の「夢」がはっきりとしてきました。
ようやくとらえた自分の「夢」は、もう離さない
この本は、ぼくに大きな影響を与えてくれた本。すごく大切な本の一冊に加わりました。こんな出会いがあるのも、読書の良さの一つですね。
では、お読みいただきありがとうございました。
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