マインドマップもどきで、内容と構成を固定させる
過去、ブログを書くときには、必ず一度マインドマップもどき(自己流のマインドマップなので、そう呼ぶことにします)を描き、本文を作成し始めていました。
マインドマップもどきの役割は、頭の中で漠然としている「これについて書こうかなぁ」というのを、はっきりさせるというもの。
中心に何に、今回の主題について書き、そこから枝を伸ばすことで、頭のなかにあった漠然としたブログの内容を書きだしていき、さらに内容をふくらませ、ブログに書く文章の主要な要素になり得る部分を書き加えていく。
なので、たいがい中心に一番近い位置に書かれていることが見出しになり、そこから伸びている枝に書かれていることが、その見出しに対する本文になるわけです。
これって、エントリのアウトラインを作成しているということにほかなりません。
そして、マインドマップもどきは、描いてしまえば自由に変更はできません。
固定されたアウトラインを作成している、ということになります。
ってことは、マインドマップもどきは、「内容を膨らませる」役割と、「アウトラインを作成し、固定する」役割を担ってくれていた、ということになります。
自由であるがゆえ
ブログを書くときに使っているのは、アウトライナーであるWorkFlowyです。
ここに、思いついたメモなどをすべてほうり込んでおき、そこからブログのエントリを書いていってます。
メモ置場としてのアウトライナー - iPhoneと本と数学となんやかんやと
アウトライナーはとても手に馴染むツールです。
メモ置場を担ってもらっていますし、今では、ブログの文章作成の際にもアウトライナーを使っています。
なので、アウトライナーを使ってブログを書くようになってから、マインドマップもどきは描かなくなりました。
メモを書き付け、内容を膨らませ、文章を書き、仕上げるというすべての行為を、アウトライナー上で行うようになっていました。
でも、最近気づきました。アウトライナーやと、完成まで持っていくのになかなか時間かかるな、と。
アウトライナーに書き記した文章たちは、とても自由にトピック間を移動することができます。
ただ、自由であるがゆえの難しさを感じるときもあり、ぼくはその自由さから、なかなかブログのエントリを完成させることができない状況に陥りました。
アウトライナーを使って、考える〜「アウトライン・プロッセッシング入門」を読んで、学び、考えたこと〜 - iPhoneと本と数学となんやかんやと
たくさんの文章の集まりで、大きな塊を作り出すわけですが、一つ一つの文章は、とても自由で、明確に「ここだ!」と定まっていません。
いつでも移動できてしまいます。
となると、なかなか「これで完成だ!」って断言することができない。
ずるずると手を加え続けてしまったりするわけです。
難しさは、アウトライナーに書き付けた文章たちは、とても自由であるがゆえに、いつまでも固定させるできないところ。
いつまでも文章を組み替えて、なかなか内容が定まらないので、ブログを書き切ることがなっかなかできない。
そこで、「あ、マインドマップもどきが使えるんじゃね?」とひらめきました。
マインドマップもどきで、内容と構成を固定する
これまでアウトライナーのみで完結させていた「ブログを書く」という作業の途中で、マインドマップもどきをかますことにしました。
これまでの書き方はこんな感じです。
蓄積されているメモを見返しながら、ブログの内容を定める
メモを見返し、使えそうなものを集める
メモたちを眺めながら、順番を入れ替えながら、構成を考える
書き始める
読み返し、順番を考える
4,5を繰り返しつつ、文章を完成に近づけていってました。が、前述のように、なかなか内容や構成が固まらないことが多かったわけです。
3と4の間に、マインドマップもどきをかませることにしました。
蓄積されているメモを見返しながら、ブログの内容を定める
メモを見返し、使えそうなものを集める
メモたちを眺めながら、順番を入れ替えながら、構成を考える
マインドマップもどきを描き、内容を膨らませ、構成を固定させる
書き始める
読み返し、順番を考える
「書き始める」「読み返し、順番を考える」という最後の2ステップは変わらず行うわけですが、4のマインドマップもどきで内容と流れがほぼほぼ固まっているので、完成させやすくなりました。
ただ、勢いで最後までだぁーっと書ききってしまえることもたまにはあるので、必要に応じてマインドマップもどきにお世話になる、という形でやっていきたいな、と思います。
おわりに
アウトライナーを使うようになり、マインドマップを描かずにブログを仕上げるようになってました。
はじめは、もうマインドマップもどきを描く必要はないかなぁ、と思っていたのですが、これまでとは少しだけ違う役割で、またお世話になることになりそうです。
アウトライナーは便利で、使い勝手が良く、ついついこれに全部任せちゃおうと思いがちですが、アウトライナーにも苦手とする部分はあるわけで。
使うツールを増やすのはあまり好きではありませんが、必要に応じて使っていくことで、お互いの長所を活かしつつ、いいものを作っていければな、と思います。
ちなみに、今回のエントリでは、マインドマップもどきを描くことなく、文章を完成させることができました。
これは、Tak.さんとのTwitterでのやりとりで、ほぼほぼ書く内容が定まっていたから。
Tak.さん、ありがとうございました。
では、お読みいただきありがとうございました。