Evernoteの情報を解放する
Evernoteへ自分の書いたメモやらなんやらを放り込む方法ってのは、だいぶと充実しています。iPhoneからでもMacからでも、書いた文章は即座に放り込めますし、紙に手書きしたものもアプリやらScanSnapやらでスキャンすることで取り込むことができます。手書きアプリもEvernoteに連携しているものって多いですよね。
そんな感じで、もともとデータとして存在するものを放り込むのはもちろんのこと、Evernoteにはアナログなツールに残した情報も取り込むことができるようになってます。アナログをデジタルに変換して保存しておく。これってすんごい便利です。
場所はとらないし、いつでもどこでも放り込んでおいた情報にアクセスできますし、持ち歩くにもまったくかさばらない。すんごいメリットです。だから手書きもスキャンしてEvernoteに放り込んでおくと便利快適になるわけですよね。
デジタルデータは、情報を”残しておく”、”蓄積する”、”参照する”のにすんごい優れているってことになります。
ってわけで、今日もせっせとEvernoteにいろんなものを放り込んでいくんですが、前回でも触れましたように、Evernote上で、Evernote内の情報をあれこれいじくったり、操作したりするのはなかなか骨の折れる作業です。Evernoteは貯蔵庫としては素晴らしいんですが、貯蔵しているものをいじくりにくい。そこで、簡単にいじくりやすくしてくれるツールなんかが欲しくなるわけです。
「Mural.ly」
DevCup2013にて、カテゴリー賞12作品の一つに選ばれたものに、「Mural.ly」というオンラインサービスがあります。ぼくの大好きなブログ、R-styleさんで取り上げられていて知りました。R-style » 「Devcup 2013」のカテゴリー賞受賞作品をチェックして、「おぉ」と唸ったのは… Mural.ly、すごく注目のサービスです。 |
「Mural.ly」はオンラインサービスなので、PCの画面上であれやこれやするわけですが、より手に馴染んだ方法をとりたいのであれば、デジタルとして扱うのではなく、アナログに持ってきたいと思ってしまいます。どうやらぼくは、「やっぱ、発想はアナログツールだよね」って気持ちが強いみたいです。
デジタルをアナログに
Evernoteにデジタルデータとして保存しているものを、そのまま取り出してみたり、ランダムに表示してみたりと、まだまだ少ないながらも、発想をちょっと刺激してくれそうな方法で情報を取り出すツールってのがちらほらあります。
EverShaker - Evernote®を再発見！ 3.2（￥170）
カテゴリ: 仕事効率化, ライフスタイル
販売元: hiranodept - Tetsuya Hirano（サイズ: 16.5 MB）
全てのバージョンの評価:
（33件の評価）
iPhone/iPadの両方に対応でもやっぱり扱いやすいのはアナログ。ぼくのなかでは、これは現状ではどうあがいても覆せない事実です。
そこで、データをデータのままiPhoneやiPad、PC上に表示するのと同じ手軽さで、データをアナログに落とし込めないか。そんなことを考えてしまうんです。アナログをデジタルデータに変換してEvernoteに放り込んだのに、またアナログに戻しちゃったりするのはなんだか無駄が多いように感じますが、デジタル→アナログという方向もあっていいんじゃないかと。それを支援するツールがあったらおもしろいんではないかな、と。
プリントアウトするって方法しか考えつかないんですが、例えばカード一枚一枚にEvernoteのノート一つ一つをサクサクッと印刷してくれたり。なんか方法はあるんかもしれませんが、手軽にそんなことができるようになたらちょっと面白そうだな、と感じます。
おわりに
Evernoteに情報がたくさん詰まってきたら、次に考えるのがその情報を如何に取り出してうんじゃかんじゃするか、ってことになります。うんじゃかんじゃするならそこにつなげるための選択肢がいっぱいあったほうがいい。今は、放り込む方法はすごく多岐に渡っていて、手軽になんでもかんでも放り込める環境がととのっています。じゃあ次は、取り出す方法も同じように充実していけばいいのにな。そんなことをよく考えます。
Evernote内の情報を、Evernote内にとどめておくのではなく、取り出して解放してやる。それが手軽にできるようになれば、Evernoteはさらに欠くことのできない存在になっていくこと間違いなしです。かれこれ3年ほどのお付き合いになりますが、まだまだ期待できる部分をのこしているとは、すごいやつです。
では、お読みいただきありがとうございました。
