WorkFlowyを、どんな風に使っているか?思想編

WorkFlowyを常用するようになって、もうすぐ一年ほどになります。たぶん、今一番頼っているのは、EvernoteよりもWorkFlowy。なくなったらほんまにやばいほどに依存しているWorkFlowyについて、何回かに分けて書いていこうと思います。

今回は、その連載の第一回目、「思想編」です。

ぼくがWorkFlowyのことをどんな風にとらえているのか?についてのお話です。

WorkFlowyの前身は、”情報カード

もともと、WorkFlowyを使い始める前は、情報カードを使っていました。情報カードに「メモ」ならなんでもかんでも書きつけて、管理してました。

一枚につき、一つの事柄。このルールをかたくなに守り、カードにメモっていってました。

「メモ」には、タスク名の書かれたメモも含みます。ということは、情報カードで「着想」メモやタスクの管理をしていた、というわけです。

何かしら思いついたらすぐに5×3サイズのカードにメモり、あとでそれが「着想」なのか「タスク」なのかによって、それぞれのところに振り分けていました。

「着想メモ」に関しては、なにかしら考えるときに見返していました。

今から考えようとしてることに関連したり、参考になるものはないかなぁという気持ちでカードの束を見返し、そっからチョイスしたものをずらっと並べて、好きな位置に動かしたりしながらあれこれ考えたりする。

書きためたメモをずらっと並べ、俯瞰できるので、情報カードはやっぱえぇなぁって思っていました。

ただ、えぇなぁという感覚はありつつも、束ねられているカードかをずらっと並べるってことを頻繁にしていたわけではありません。書きためたメモを見返ことも、そんなにしょっちゅうやっていたわけではありませんでした。

そんな情報カードを使って、タスク管理もしていました。

「タスクの書かれたメモ」に関しては、43Tabsを参考に管理していました。けど、基本的にカードは束ねて保管してるものなので、頻繁に各タスクたちを見返す、ってのがしにくいわけです。

タスクって、何日にこれこれやる予定ってのが、すぐに確認できるほうがありがたいですよね。43Tabsでは、カードの束を見返していかなあかんので、そこはイマイチやなぁ、と感じていました。

頻繁に見返したい事柄は、カードの一枚一枚に書きつけられているよりも、リスト形式でずらっと並べられてるほうがいいわけです。

メモの類はすべて情報カードで管理してたものの、上にあげた不満点というか、もやっとした点があったので、WorkFlowyに白羽の矢が立ち、使い始めてみることにしました。

WorkFlowyに移行して

アウトライナーであるWorkFlowyを使い始めてかれこれ1年近くなります。

前身は情報カードだったわけで、そこでの考え、管理の仕方を、そのままWorkFlowyに引き継いでいくことで、ぼくのWorkFlowyライフは始まりました。

もちろん、何かした思いついたらWorkFlowyにメモり、あとでそれが「着想」なのか「タスク」なのかによって、それぞれのところに振り分けるのは、カードのときと同じ。

書きためられた「着想メモ」。WorkFlowyと情報カードを比べると、俯瞰性は、カードを床に並べていた時のほうが確実に高ので、じっくり何かしら考えたいときには、情報カードに軍配が上がります。

でも、WorkFlowyにかえて起こった良い変化もあります。それは、メモをけっこう頻繁に見返せるようになったこと。PCからでもiPhoneからでもWorkFlowy中身は眺めることができます。俯瞰性はないけど、画面をスクロールしながら、何の気なしにメモたちを見返せるわけです。

画面の大きさという制約がある分、そうしても「俯瞰性」は低い。また、メモを好きな場所に配置もできません。でもそれは、仕方がないと割り切ることにしました。だって、テキストメモを扱うのであればどうしても「画面の大きさ」って制約を受けるわけなので。

でも、制約ばかりではありません。画面の利点は「スクロール」できるところ。

WorkFlowyに書かれたメモは、さらさらーっと画面をスクロールさせながら眺めることができるます。

そしてこの「スクロールできる」ってのが、タスクの書かれたメモの管理にもいい影響を及ぼしてくれたわけです。

カードではいまいちやった、タスク管理。でも、WorkFlowyなら、ずらーっと表示されているタスクたちを、スクロールしながらスラスラっとみていけます。

タスクの扱い方の基本方針は、情報カードを使っていたころと同じで、43Tabsの方式で管理しています。

日付のトピックと、その日付トピックに紐づけられてる感じでタスクたちが書きためられています。そのため、スクロールさせながら見返せば、いつにどのタスクを実行する予定なのか?っでのがすぐにわかります。カードのときよりも気軽に見返せるようになりました。

WorkFlowyでは、カードのころよりも俯瞰性は損なわれたし、メモを好きな場所に配置するってことができず、縦にずらって並べていくことしかできなくなりました。けど、スクロールしながら気軽に見返せるようになり、メモを見返す頻度が確実に上がりました。

そしてさらに、WorkFlowyでは自由に新たなメモを書き足していけます。見返したら何かしら思いつくことがありますし、そのまま思いついたことを書き加えれていけます。それを繰り返していったら、メモが育ち、一つの大きな塊を形成していきます。文章ができあがっていくわけです。

WorkFlowyは、文章を書くためのエディタにもなる、ということです。

メモ置場であり、かつエディタでもあるWorkFlowy。その両者を兼ね備える存在っていう点が、WorkFlowyの一番の強みじゃないか、と思います。

おわりに

ぼくにとって「メモ」が意味するものは広いです。タスクも「タスク名の書かれているメモ」なわけであって、メモを管理するということは、タスクも管理するということに他なりません。けど、その両者を一挙に引き受けてくれる受け皿はなかなかない。

以前はその受け皿として、情報カードを使っていました。でも、WorkFlowyも受け皿になってくれることを知り、そっからはずっとWorkFlowyに受け止めてもらっています。

さらにWorkFlowyでは、書きためたメモを育てる場にもなってくれることに気付いたわけです。メモを見返し、書き足して育てていける場になってくれることに。

こうなれば、もう手放せなくなるのはもはや必然なわけで。

メモの順番が入れ替えれて、階層化できて、ズームにより一部分に焦点を当てながら眺めることのできる、縦に長ーーーい一枚の紙。ぼくの中でWorkFlowyは、そんな感覚で使っていると言えます。

シンプルだからこその懐の広さを感じます。で、そのWorkFlowyにいろんな役割を担ってもらっているので、次回はその一つ、「タスク」について書こうと考えています。

が、予定は未定。気が変わってべつのことについて書くかも。どうか気にせず、読んでやってください。

では、お読みいただきありがとうございました。