Evernote再構築。3、保存された検索を使う(後編)

カメラロール-9
一週間ほど前に書きましたEvernote再構築。3、「保存された検索」を使う(前編)。そこではメモをEvernoteに放り込むときには必ずルールを決めておき、それを利用して「保存された検索」を作成していることについて書きました。前回紹介した「保存された検索」は、具体的には一日の最後にメモを見返す際に使用しています。
で、後編となる今回は、メモを放り込む”場所”を決めておき、それを利用して「保存された検索」を作っておき、サッと見返したいノートをサッと見返せるようにしちゃおう、というお話です。

メモノート振り分けのルール

メモは基本的にすべてFastEverでとり、そのメモの種類によって放り込むときのルールを決めています。さらに、一日の最後にそのメモたちを見返して、しかるべきところにメモのノートを移動させます。具体的には、
  • 思いつきメモ:文頭に「Memo:」→「.LifeDiary」ノートブックへ
  • ブログネタ:文頭にチェックボックス→「.LifeDiary」ノートブックへ
  • タスク:文頭にチェックボックス→「.ToDo」ノートブックへ
という感じにです。
■サッと見返したいノートがある
これら思いつきメモやブログネタなどのメモは、ブログネタならブログネタのメモばかり集めてズラッと見返したいことが多々あります。「明日は何について書こうかなー」や、「どんなことメモってたっけなー」と思ったときなどに。
じゃあサッと見返せるようにしておくためにはどうすればいいのか。タグをつけて管理?数も多いこれらのノートにいちいちタグ付するのはすこぶる面倒くさい。ノートブックで管理?それでは例えばブログネタメモは、メモっていたことについて書き終わればチェックボックスにチェックを入れて一応の役目はおしまいとするのですが、ノートブックに放り込むだけだとすでに書き終わってチェックの入っているメモとまだ書き終わっていないメモがごっちゃになってしまいます。「明日は何について書こうかなー」と考えているときに参照したいのはまだチェックのついていないメモたちなので、どうせならそればっかりをズラッと表示させたい。
で、「保存された検索」を使えばいいんだ!ということに行き着いたわけです。

「保存された検索」を作る!

タスクとブログネタについて、この二つはどちらにも文頭にチェックボックスが付いていますが、行き着くノートブックが違います。そこに注目して保存された検索を作っていくことで、それぞれをサッと見返す「保存された検索」を作っちゃいます。
また、思いつきメモとブログネタについては、どちらも同じ「.LifeDiary」ノートブックに行き着きますが、文頭に付けているのが「Memo:」とチェックボックスという風に違うので、そこに注目して作っていきます。
■サッ!とブログネタを見返す
整理しますと、ブログネタのメモは必ず「.LifeDiary」ノートブックに入っており、文頭にはチェックボックスがついています。そこで、
「notebook:.LifeDiary todo:false」
この検索は『「.LifeDiary」ノートブックに入っている、チェックボックスにまだチェックがついていないノート』という意味です。これを保存してやれば、まだ書いていないブログネタのメモをズラッと見返すことが出来ます。
■サッ!と思いつきメモを見返す
思いつきメモは「.LifeDiary」ノートブックに入っており、メモの文頭には必ず「Memo:」の文字が書かれています。そこで、『「.LifeDiary」ノートブックに入っている、文中に「Memo:」の文字を含むノート』という検索を意味する
「notebook:.LifeDiary Memo:」
を保存しておくことで、思いつきメモをズラーっと表示することが出来ます。
■サッ!とタスクを見返す
タスクメモは「.ToDo」ノートブックに入っており、メモの文頭にチェックボックスがついているので
「notebook:.ToDo todo:false」
という検索を保存しておけば、未完了のタスクを一発で表示させることが可能です。ただ、ぼくの場合、タスクについては「Egretlist」という、Evernote内のチェックボックスの付いたノートだけ同期するアプリで管理しているのでタスクをズラッと表示させる検索については保存したりはしていません。あんまり「保存された検索」が増えすぎるのも考えものですもんね。

おわりに

今更ながら、保存された検索すんごい便利だ!と感激しまくっています。ただ、まだまだどう使ったら良いかわからん部分も多く、前編・後編で紹介した検索くらいしか保存していません。でもこの「保存された検索」、使いようによってはもうEvernoteくんから情報を引っ張り出すのがどんどん楽になっていくと思いますので、「こんなのあるよ!」というのがあればぜひ教えてください。ぼくももっともっとこいつの使い方を模索して行きたいと思っています。
では、お読みいただきありがとうございました。

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