オラに元気をわけてくれ 〜「パーソナル・プラットフォーム戦略」を読んで学んだこと〜

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「パーソナル・プラットフォーム戦略?」聞き慣れない言葉です。

”プラットフォーム”はわかります。駅で電車が停車し、人が乗り降りするところですよね。人がいっぱい集まる”場”です。「プラットフォーム戦略」という世界最先端の経営戦略論があるらしいのですが、(ぼくは全然知りませんでした)本書は、パーソナル(個人)がプラットフォームのように、人が集まる”場”となるための戦略が書かれた本です。

でも、プラッットフォームみたいになってどうするんでしょうか。

”自分が”できないからってあきらめるんじゃない

1人でできることって、なかなか多くない、大きくないように感じます。何かやりたいことがあって、それが大きいことであればあるほど、自分1人ですべてをやろうとしても、たぶんその大きさに圧倒され、「できない」と感じ、あきらめてしまうように思います。でも、実は全然あきらめる必要なんてないのかもしれません。そりゃ、”自分1人で”できることで太刀打ちできるものって、たかが知れてますもの。
ひとりでやろうとして、「できないからあきらめよう」と挫折してしまうか、ひとりの力で実現できないなら、多数の人の力を借りてやりきってしまうか
「オラに元気を分けてくれ」と、いろんな方の元気をもらって元気玉をつくってそれでやっとこさ倒せる。やろうとすることが大きければ大きいほど、大きい元気玉が必要になってくるので、それだけ元気をわけてくれる協力者、賛同者が必要になるってことです。「自分1人でやってやろう」は、単なるうぬぼれなのかもしれません。
「できる人を探して、できる人に助けてもらう」



ボトルネックとは「自分にはできない」ということにすぎず、
”自分には”の部分さえ崩してしまえば、いくらでも「できない」が「できる」に変わっていくのです。

自分を”プラットフォーム化”する

自分の目的を提示し、同じ方向を向いている人を、関わり方はどうであれ、巻き込んでいく。そうして自然発生的に、「実現を手助けしてくれる人」を集めていく。これが”自分をプラットフォーム化する”という発想なのです。
少し前、ぼくが受けた二つの研修から学んだことを書きました。

「人前で話すのは、とても大きなチャンスだということ」

片方の研修では、その内容に感動し、すごいと思ったので自分のから行動を起こすことができました。研修を行って頂いた講師の先生に「集まった」わけではありませんが、考えに賛同し、自分もその考えに乗っかっていったことは事実です。講師の先生のように、自分が持っている方法、考えを人前でわかりやすく解説し、内容を理解してもらうことで行動を促す。これは本当に大切だと思いました。
まず自分が動き出し、「わたしはこれがしたいんだ」とか、「わたしにはこれができます」と、積極的にアピールしていくことです。
自分からやらなきゃ何もはじまりません。明確なビジョンを持ち、それをアピールしていく。中身スッカスカでは話になりません。しかもそのアピールでは、自分のビジョンをわかりやすく知ってもらう必要もあります。それができたとき、自然と賛同は得られるんだと思います。

発想を解放せよ

”自分”という枠は、そんなに大きくない。重々承知しています。一人で考えるよりも、シェアすればいいと思っています。レスポンスがあったり、賛同してもらったり、何かの役に立つことができれば、ぼくの考えがぼくという枠を超えていきます。ブログを書く理由の一つだったりします。
自分をプラットホーム化する大きなメリットの一つは、価値観の違う人たちが巻き込まれてくことによって、それまで持っていた固定観念が崩され、自分たちの発想から解放されていくことです。
自分という枠はそんなに大きくない。思考・考え・価値観は25年間生きてきたなかでちょびっとずつ形作られてきたもの。その枠を飛び越え、もっと膨大に広い世界に飛び出すには、他の人の価値観に積極的に触れ、受け入れて行くことが必要なのだと思います。自分以外の人と自分は、生い立ちからなにから、もうとことん違う。自分の考えに固定されるのではなく、もっともっといろんな視点で、発想で物事を捉えていくためにも、いろんな価値観、考えにふれていくことはすんごく大切。自分をプラットフォーム化していろんな方が集まる”場”になることの大きなメリットだ、という言葉にはすごく頷かされます。

成長し続けるために

積極敵にいろんな価値観に触れ、同時に自分の考えも積極的に示していくことが大切です。
人間誰しも「今回はまだあまり勉強していないから、もう少し身についてから・・・」などという理由で試験を受けたくない場合がありますが、実はそのように先延ばしをしているといつまでたってもマスターできないでしょう。
この一言にはドキリとしました。まるで自分のことを言われているみたいで。

試験というよりか、自分の意見を述べるときにこういうことを考えて、物怖じしてしまうことがよくあります。「ぼくの考えはこうだけど、自分はまだあまり知らないから。もう少しちゃんと知ってからじゃないといけんできないなぁ。」
ちょっともういい加減こんな後ろ向きな考えからはおさらばしていきたいと思います。いろんな価値観に触れ、同時に自分の考えもはっきりと持ちながら”学ぶ”姿勢が重要であるということなのだと思います。可能性を信じていこうと思います。
わたしたちが「できない」と思う以上に、わたしたちは「できること」に満ちあふれていることも確かなことなのです。

おわりに

はじめは各駅停車しか止まらない駅のプラットフォームでも、少しずつ”場”に加わる人数を増やしていき、大きな駅のプラットフォームみたいになっていきたいです。いきなりは無理ですので、ちょっとずつ、自分自身を磨き、大きくなりながら。

では、お読みいただきありがとうございました。



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