「連載効果」で、思考に”方向”を与える


Flickr20140423055236 by choiyaki

文章を書くときは、おのずとあれこれ考えます。どうすれば伝わりやすいか、どう話をもっていけばいいのか、どんな内容を書こうか。

ある程度のまとまった文章、長い文章を書こうとおもうと、構成はどうしようとか、さらに考えることは増えます。考えることが増えるぶん、普段過ごしているときにも、影響を及ぼしたりしてきます。

choiyaki出版にて

最近はじめたブログ、「choiyaki出版」にて、「Evernote×情報カード知的生産」という連載をずっと続けています。これは、KDPによる出版を目指して書き続けてきた文章、本を一冊仕上げるつもりで書いたものを、節ごとに公開していってるものです。一冊の本として仕上げる、という目的のもと、3ヶ月かけて文章を書いては修正していきました。

この3ヶ月のあいだ、ほぼ毎日Evernote情報カードについての文章を書いていたのですが、普段過ごしているときも、Evernote情報カードについて考えることの多いこと多いこと。

てくてく歩いているときや、自転車で移動しているとき、ランニング中などは、まず間違いなく考えていましたし、お風呂に入っているときなども、よく書いている内容についてあれこれ考えていました。

一日のなかで、本のための文章を書いている時間は25分ほど。でも、その25分間以外の時間も、本の内容について、自然と、いろいろと考えていたわけです。

ブログの連載にて

ブログにて、何エントリか使って、一つの内容に対して連載しているときも、よくその連載の内容について考えるようになります。

過去、Evernoteについて連載してみたり、メモについて立て続けに書いてみたり、タスク管理について書いてみたり、してきましたが、その連載の間は、連載の内容について、考えることが多くなります。考えることが多くなれば、思考が深まっていきます。

ブログでは、単発の記事を書いているときも、たしかにその内容についてあれこれ考えることになるのですが、単発よりも、まとまった連載をしているときの方が、より考える時間は長くなります。

何かについて書くと、自然とそのことを考える

かなりの文字数の、まとまった文章を書こうとすると、その内容についてあれこれ考える時間が長くなる。長い時間考えるようになるため、理解も深まる。

これ、利用しない手はないんじゃないでしょうか。

何か、考えを深めたいことがあれば、ブログで、それについての連載をはじめてみたり、かなりまとまった量の文章を書こうとしてみる。書こうとすることで、あれこれ考える時間も自然と長くなり、実際に思考は深まっていく。

文章量と思考の深まりは、正比例しないまでも、ある程度の相関関係があるように思います。

深く考えたけりゃ、思考を深めたけりゃ、いっぱい書いてしまえばいい。書こうと決意し、実際に書きはじめてみりゃあいい。で、せっかくなら書いたものを公開してしまえばいい。そう思います。

おわりに

脳みそは、いろーんなことを考えています。考えていることは、基本的にはごっちゃごちゃです。まとまりなく考えています。

ブログで連載などの、まとまった分量の文章を書く、ということが加えてやります。「このことについて書いていくんだよ」と。すると、まとまりなく考えていた、あらゆることにないしてあちゃこっちゃに向いていた思考に、一つの方向を与えることになります。思考が、連載の内容にフォーカスされるわけです。そのため、考えが深まることにつながるんだと思います。

この「連載効果」、けっこう強力だったりするので、今後もうまく活用していこうかな、と思います。

では、お読みいただきありがとうございました。

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