ようやくとらえた自分の「夢」は、もう離さない


FlickrIMG_1142 by choiyaki

数年前からずっと考えていたことがあります。それは、自分の「夢」はいったい何なのかということ。

「こうして生きていきたい」っていうのはずっとありました。

ぼくは、数学を教えることが大好きです。数学を伝えて、数学を学ぶ人たちに、数学によって身につく思考力を人生に活かしてもらい、少しでもその人の人生が豊かになってくれれば。そんな思いを常に持っています。でも、その思いがまだおぼろげで、なかなかはっきりと見えてきませんでした。どこかまだ十分につかめていない感じ。ここ数年ずっとその状態が続いていました。

はっきりしないと、掲げることができない

おぼろげで明確ではないがゆえに、「夢」を掲げることができずにいました。「こうして生きていきたい」はありながらも、それを文章にまで落とし込むことができないはがゆさ。シンプルに表せないので、「夢を語ろう」と言われても、それができなかった。「堂々と掲げよう」と言われても、はっきりとつかめていないので、掲げてもそこに向かうことができるのか自信がなくて、掲げられなかった。

「夢」について堂々と語っていきたい。そんな気持ちがありながらも、なかなかそれができない日々が、3年ほどずっと続いていたように思います。

ふと、突然定まった「夢」

それが、ほんとうに突然に定まりました。今までおぼろげで、どこかつかめなかったものが、はっきりと形を示してくれました。

2014年8月12日。ぼくの「夢」が定まった日です。

きっかけは、「ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果」という本。その、151ページを読んでるときに、突然に「夢」がぼくに降ってきました。そのときのメモはこういったものです。


目的を持った人生。ぼくの目的は、「たくさんの人に”良い影響”を与えること」かな。ぼくに良い影響を与える力があるんかは知らんけれども、自分の思う、自分の考え得る”良い影響”を、周りに与えることができればな、と思う。

”良い影響を与える”。ふと思いついたことやけど、この言葉に集約されてるように思う。良い影響を与えるために何ができるか。いくらでもありそうよね。

2014/08/12 14:49

「目的を持った人生」という言葉に触発されて、「”良い影響”を与えれたらいいな」という強い思いがわきました。同時に、これこそぼくの人生を捧げるにふさわしいことや、という、強い確信も感じました。なぜかはわかりません。わかりませんが、強烈にそう思ったんです。全身でそれを感じたんです。

「数学を柱として、たくさんの人に”良い影響”を与える」

ぼくの「夢」は、「たくさんの人に”良い影響”を与える」ことです。”良い影響”って言葉が、すごくしっくりきたんです。その良い影響の総量が大きければ大きいほど、きっと自分の幸福は大きいものになっていくだろう。そう感じたんです。

やっぱりそこでキーポイントになってくるのが、「数学」。ぼくの人生と「数学」は、切っても切れない何かで強く結びついています。それはもうほんとうに間違いない。だから、「数学を柱として、たくさんの人に”良い影響”を与える」ことこそ、人生において掲げていくべき「夢」なんです。

全然具体的ではありません。どうやったらその「夢」が達成されるのかもはっきりしません。でも、もし”良い影響”を与え続けることができたなら、その人の人生が良くなるような経験を提供できたら、どんなにすばらしいことか。

今、ぼくがやってるいろんなことも、「”良い影響”を与えよう」ということが念頭にあると気づきました。学校で生徒と接していることも、数学を教えていることも、こうしてブログを書いていることも。

「誰かの、何かの役に立ってくれれば。」という気持ちで、このブログを書いてきました。それはつまり、「誰かに、”良い影響”を与えることができれば」という思いからきている。やっとこそのことに気づけたみたいです。

おわりに

「数学を柱として、たくさんの人に”良い影響”を与える」。そのためにできることに、日々全力で取り組んでいきたいと思います。「夢」が定まったからには、そこに向かって突き進むのみ。自分の可能性を信じて、日々邁進していきたいと思います。

では、お読みいただきありがとうございました。

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