着想メモの保管場所〜メモに対して、今いろいろと考えていることその1〜
138107039_f31c093b4e_o by choiyaki
手書きの着想メモは、基本的には情報カードなるものに書き付けていってます。
情報カードを使う理由は、
- 大きさがそろっていて扱いやすい
- 床に並べることで、俯瞰できる
- 繰り返しくることができる
あたりが自分好みだなぁと思ってのことです。ただ、今は大デジタル時代。テキスト型式のメモもかなり幅を利かせるようになっています。特に、Evernoteを使い始めてからは、いろんなメモはEvernoteに放り込んでおきさえすれば、いつでもどこでも見返せるので、それだけでいいという感覚がありました。でも、そんなEvernoteにも不満が出てくるわけです。「カードのように扱えないじゃないか」という不満が。
そこで、デジタル上でカードのように着想メモが扱えないものかどうか思案し、いろいろと試したりしてました。
・「リマインダー」をメモ帳として使う
・着想メモ置き場に「Daedalus Touch」 カードっぽさがいい感じ
・「Trello」というアプリがおもしろい
ただ、ちょっと視野が狭くなってたみたいです、無理に、デジタルの世界にカードの型式を求めすぎていたように思います。
デジタルでは、カードの必要はない
アナログでは、情報カードにメモを残しておきたい理由は、先ほど述べたように、
- 大きさがそろっていて扱いやすい
- 床に並べることで、俯瞰できる
- 繰り返しくることができる
ところにあるわけです。で、デジタルでもこの三つを満たすものを、と探しまわっていたのですが、三つのうちの一つ目、
- 大きさがそろっていて扱いやすい
ってのは、実体をもたないデジタルの世界では、まったく考える必要はなかったわけです。
実物がそこにあるアナログでは、大きさが揃っているか否かは、あとから見返す際に、とても重要な要素になります。そろっていないと、とても扱いにくい。メモをパラパラと見返しにくい。保管もしにくい。だから、大きさは揃っていてほしい。
対して、データとして残しておくのであれば、実体をもたないので、大きさなんてどうでもいい。無理にカードみたいな表示をする必要なんてまったくないわけです。となると、求めるものは残りの二つの要素、
- 床に並べることで、俯瞰できる
- 繰り返しくることができる
になるわけです。俯瞰できることと、操作できること。この二つが満たされる形で、デジタルなメモ、つまりはテキストメモを保管しておきたいわけです。
ちなみに、「手書きメモのスキャン」はデジタルなメモには含んでいません。テキストメモのことを指している、と思ってください。
アウトライナーという選択肢
俯瞰できることと、操作できることを兼ね備えた形で、テキストメモを保管しておきたい。ずーっとそれを考えてきました。この二つを満たそうと思うと、Evernoteでは不十分なんです。メモはすべてまるっとEvernoteへ放り込んでいる時期もありましたが、この二つの要素_操作性と俯瞰性_を満たしてくれないがために、どこかしらメモを活かしきれていないモヤモヤ感ってのがつきまとってました。
そこで最近は、メモの類いはアウトライナーに放り込むようにしています。「WorkFlowy」という、場所に。
Evernoteほど、簡単にメモを放り込める場所ではないので、今までよりもさささっとはメモをすることはできません。が、アウトライナーにメモを書き溜めておけば、あとで操作できますし、俯瞰もできます。加えて、WorkFlowyでは、「ホイスト機能」と呼ばれる、一部分にフォーカスをあてる機能もあったりで、メモを書き溜めていくにはすごくいい場所として機能してくれています。
もちろん、情報カードほどの柔軟性はありません。メモは縦にズラッとしか並べることはできませんし、任意の場所に移動できるわけでもありません。画面という制約がある以上、床一面にカードを並べたときのような俯瞰性もありません。が、順番を入れ替えたり、階層化することができたり、ある程度の操作を加えつつ、着想メモたちを育てていくことは可能です。しかも、WorkFlowyは、PCでもiPhoneでもiPadでも、すぐに内容を同期してくれます。いつでもどこでも、着想メモに触れることができる、というわけです。
着想メモは、俯瞰できて、なおかつ操作でき、メモにうんじゃかんじゃ手を加えながら育てていきたいというぼくの要望を、叶えてくれるのがアウトライナー「WorkFlowy」ってなわけです。
おわりに
アナログならば情報カード、デジタルならアウトライナーという住み分けができつつあります。共通点は、どちらも操作性に優れている、ということ。やっぱメモは、組み替えたり、順番を入れ替えたり、操作を加えながら育てていくのがいいなぁ、と再確認しております。
まだはっきりとした形を形成していないメモたちは、一度アウトライナーに書き溜めてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、もし新規にWorkFlowyに登録する、というかたは、以下のリンクから登録して頂ければ、ぼくもあなたも容量増えてうっしっしです。
WorkFlowy - Organize your brain.
では、お読みいただきありがとうございました。
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