すべては”成長”するために〜「勝ち続ける意思力」を読んで学んだこと〜

20070420031733

著者の梅原さんは、職業、プロ格闘ゲーマー。

格闘ゲームで世界の頂点に立ち、ゲーマーとして企業とプロ契約をした方です。

「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」としてギネスブックに登録されているそうで、長いこと第一線で活躍してるそうなのですが、本書を読めば「なるほど」と納得できます。ただただ単純に「この人、すごい」と感じました。

本書のタイトルは「勝ち続ける意思力」。勝つために必要なことというか、本書で一貫して感じるのは、世界の頂点に立ったって立たなくったって、とにかく”成長し続けること”が大事なんだ、ということでした。



すべては”成長”するために

「どうすれば成長できるか。自分を高めることができるか。」すべての行動を、その一点のみに集中している。本書を読んでいると、そんな感じさえ見受けられるほど、著者の梅原さんは、成長するためにはどうすべきかについてとことん考え、行動しています。
自分を高めるということは、何かを編み出したり、経験を積んだりすることで、自分の引き出しをいっぱいにすることではない。より新しく、かつ良いものを生み出し続ける姿勢こそが、遥かに大事なことではないだろうか。
より新しく、かつ良いものを生み出し続ける。成長に「ここまでやればオッケー」はないのでしょう。常に高め続ける姿勢が、成長においてはとても大切です。

そのためには、自分の”得意なもの”もあえて使わないぞという覚悟で。
自分の得意なものを捨てて、いかに勝つか。そこを追求する。「この技ができるから細かいことはいらない」と考えるのではなく、自分の得意な技があったとしてもそれに頼らず、どんな状況でも勝てる方法を探るべきである。
良いものを生み出すことができたとしても、それに頼ってばっかりだと成長は止まってしまいます。
だいたいの人は苦労して生み出したものに固執し、浸ってしまう。「これでしばらく大丈夫だ」と安心してしまう。それが一つの弱みとなってしまうだろう。
過去の成功は、時に足かせになってしまいます。それは、自分が生み出したものに固執してしまうから。

成功を足かせにしてしまわないためにも、良いものや得意なものも一旦置いといて、また新たなものを生み出そうともがいてみる。結果的に以前のものを上回ることができなかったとしても、そんときはそんとき。また新たなものを考えればいい。そんなスタンスがいいのかもしれません。

生きる=チャレンジし続ける

梅原さんはこう言い切ります。
僕にとって生きることとは、チャレンジを続けること、成長し続けることだ。
生きることはチャレンジし続けることであり、チャレンジし続けることはすなわち成長し続けること。

それが、強さにつながります。
10の強さを手にする方法は簡単に教えられる。だが、11、12、13の強さを手にする方法は言葉では教えられない。それでも口に出して言うとすれば、

「すべての可能性を試した果てにあるもの」

ということになるだろう。
可能性がある限り試してみる。この”試す”という姿勢は、現状にとどまらないとこと。新しい何かをやってみて、失敗も成功もすべてひっくるめて経験していくこと。

変化に貪欲である、とも言えるかもしれません。
僕にとっての正しい努力。それはズバリ、変化することだ。
チャレンジし続け、変化し続ける。それが正しい努力の形であり、成長するために必要であるという信念を貫いています。

現状維持なんてもってのほか。変化を望み、成長の優先度を最大にし、チャレンジを続ける。成長への意志が強いからこそ、変化への一歩を踏み出せるんだと思います。

おわりに

成長とは変わり続けること。

どう変わっていくのが正解か、なんてわかりっこありません。それでも、変化するためにチャレンジし、模索し続ける。3歩進んで2歩下がる、なんてことの連続かもしれませんが、1歩進むことができていれば万々歳。立ち止まって動かないよりもよっぽどましです。

何が正解か、どこに向かうのが正しいかはわかりませんが、ぼくも今の位置から1歩でも進むことができるよう、変化していきたいです。

では、お読みいただきありがとうございました。



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