いかにして”やること”を管理してきたか 〜6.”TaskChute”方式〜


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いかにして"やること"を管理してきたか 〜1.とりあえず、はじめてみた〜

いかにして”やること”を管理してきたか 〜2.とりあえず、連携を試みる〜

いかにして”やること”を管理してきたか 〜3.とりあえず、本を読む〜

いかにして”やること”を管理してきたか 〜4.何でもかんでもノートに書く〜

いかにして”やること”を管理してきたか 〜5.「付箋」と「マスキングテープ」〜

「付箋」と「マスキングテープ」を使うことに落ち着いた前回、そこから半年ほどは付箋・マスキングテープ方式で日々の”やること”を管理していたのですが、またガラリと変わることになります。

もっとうまく管理したいって気持ちは常々持っているわけで。いつも読んでいるブログ、「シゴタノ! 仕事を楽しくする研究日誌」さんにて公開されている、タスク管理ツール「TaskChute」への憧れが増していき、ついに自分もTaskChuteみたいに、”やること”を管理していこう!ということになりました。

”終了時刻が見える”ことへの憧れ

付箋・マスキングテープ方式をさらにいい感じにするために、付箋に書いてある”やること”に、何分くらいで終えることができそうなのか、その「見積もり時間」を書くようにしていきました。また、一日のうちで、「”やること”を消化するために使うことができる時間」を割り出し、その時間と付箋の見積もりを照らし合わせ、”やること”を配置していました。

使える時間と見積もりがはっきりすることで、「今日はどれだけの”やること”をこなせそうか?」がわかります。それがわかれば、心理的にもスッキリしますし、計画を立てることで一日を見渡すことができ、時間も有効に使える、気がする。

そして、さらなる「スッキリ感」を得たいという想いが、”TaskChute”への憧れをどんどん膨らませることとなりました。

”TaskChute”では、一日の、すべての”やること”の一つ一つに、「見積もり時間」を設定し、一日全ての行動を登録することによって、その日の「終了時刻」を計算してくれます。何時ごろに寝ることができそうかを割り出してくれる。「今日はこれだけやれば大丈夫」と安心できる。

”TaskChute”はExcelで作られたものなので、基本的に、パソコンを用いて仕事をする人には向いているのですが、ぼくの場合、パソコンに向かっている時間は一日のうちのわずかな時間。自然と「iPhoneで使えないことには、導入が難しいなぁ」という流れになり、そこから試行錯誤がはじまりました。

ノートからiPhone

まずは、”やること”の管理を、それまではノートを用いていたので、iPhoneに集約することからはじめました。アナログで”TaskChute”方式を実現することは難しい。終了時刻を出そうと思ったら、毎回計算しなくてはいけません。そんなのむちゃくちゃ面倒なので、後々iPhoneで”TaskChute方式”を実現するためにも、iPhoneにて”やること”を管理できる仕組みを組み立てていきました。

すべてをノートにまかせる以前は、とりあえずiPhoneで管理をしていたので、そのときのことを思い出しながら、少し改良を加えながら、iPhoneアプリに”やること”を集約し、管理し始めました。日中は、ノートではなくiPhoneを参照し、今日やるために選別しておいた”やること”を選んで実行する。まずはそのことに慣れていきました。

ただ、”TaskChute”のように見積もりから終了時刻を割り出して、、、までは、まだまだ道のりは長かったです。

NumbersでTaskChute

iPhoneアプリには、Excelがありません。Excelにて動くTaskChuteは、iPhoneでは使えません。でも、iPhoneで使いたい。そんな思いから、Numbersアプリを使って、TaskChuteのようなものを作成し、一日を計画するようになりました。

当然機能はシンプルで、”やること”の一つ一つに見積もり時間を設定し、並べていくと、終了時刻を割り出してくれる。終了時刻が見える、デイリータスクリストを作れる仕様です。

各”やること”には、開始時刻と終了時刻を記入することができて、ログもとれるようにしました。一日の”やること”をすべて盛り込んだデイリータスクリストを作成すると、そのリストの項目一つ一つに開始・終了時刻を記入しさえすれば、一日のログが出来上がってくれます。それまでは、別のiPhoneアプリを利用して時間logをとっていましたが、Numbersで完結できるようにしました。グラフ表示も簡単にできますし。

”やること”はすべてiPhoneのタスク管理アプリに集約して、「今日の”やること”」を教えてもらえるようにしておき、朝イチに”やること”を並べて、終了時間を割り出す。今も続けている、ぼくの”やること”管理方法です。

おわりに

今はNumbersを使っておらず、プログラミングを勉強して、自分でiPhoneアプリを作り、TaskChute的な感じで”やること”を管理しています。むちゃくちゃ時間をかけて、やっとこ”やること”管理の方法を確立させることができました。

これからもちょっとした変化はあるとは思いますが、スタンスが大きく変わることはないのではないか、と思えるほど、今の方法はしっくりきています。

勝手にはじめた、「いかにして”やること”を管理してきたか」連載はこれにて終了です。これからもいろいろ試しながら、楽しみながらがんばっていきたいと思います。

では、お読みいただきありがとうございました。




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