メタ情報カード的、WorkFlowy&Evernote〜メモに対して今いろいろと考えていることその15〜

情報カードが好きです。

今は日常的にはあんまり使ってはいませんが、以前はガッシガシ使っていましたし、着想メモをカード的に扱いたいがゆえに、WorkFlowy着想置き場にしています。

で、その情報カード、いろーんなサイズがあるんですね。名刺サイズや5×3サイズなどの少し小さめの情報カードや、「京大型カード」として有名なB6サイズの情報カードなどが。ぼくが以前使ってたのは、その中でも5×3サイズとA6サイズ。二種類のサイズの情報カードを日常的に使ってました。

ポッケに入る5×3サイズは、常に持ち歩き、何でもかんでもそこにメモしていました。着想から覚え書きから、タスクに至るまで。その書き散らかしたカードを見返し、着想の書かれたカードに関しては、ときには大きな紙をひろげてさらにじっくり考え、ふくらませたりしながら、最終的にA6サイズのカードに内容をまとめていました。つまり、着想をとらえる用の5×3サイズ、とらえた着想どうしを組み合わせ、まとめる用のA6サイズ、という風に、二種類のサイズを、用途によって使い分けていたんです。  
一口に情報カードと言っても、いろんなサイズがあるがゆえに、その用途も違ってきます。情報カードにおける”サイズ”ってのは、なかなかに重要な要素です。

で、以前のこの二種類の情報カードの使い方って、「メタ・ノート」を実践してたんだな、ということに気づきました。


  • 日々の着想は全てメモや手帳に書き付ける
  • それらを時間を置いて見返す(第一次発酵)
  • 見返してまだ「おもしろい」と思える着想はノートに書き写す(1つの着想に1ページ)
  • ノートに書き写す中で、拡がったアイデアは書き加えていく
  • さらに時間を置いて、ノートを見返す(第二次発酵)
  • 見返し時にまだ「おもしろい」と思えるものは、さらに別のノートに書き写す(1つの着想に見開き2ページ)

    思考を整理する「メタ・ノート」習慣を始めよう! | シゴタノ!

情報カードを使って「メタ・ノート」を実践していたので、「メタ・情報カード」とでも呼ぶことにします。

WorkFlowyは5×3サイズ、ブログはA6サイズ

話は、WorkFlowyに移ります。

ここのところ何回も書いてるように、着想を書きとめる媒体が、情報カードからWorkFlowyになりました。

着想メモの保管場所〜メモに対して、今いろいろと考えていることその1〜  
WorkFlowyには、着想を書きとめるわけで、イメージ的には、5×3サイズの情報カードって感じです。まだまだまとまる前の段階。でも、メモの一つ一つは、もちろん後から読み返しても意味がわかるよう、文章で書きためていってます。

発見、着想を、小さめのカードに書きつけていっている、という感覚が、WorkFlowyにはあります。

一方、その着想たちを組み合わせ、書き加え、できあがるのがブログの一つのエントリです。WorkFlowyに書きためてあるメモを集め、順番を入れ替え、書きたし、ブログの骨子を組み立て、文章にしていきます。つまりは、ブログは、以前のA6サイズの情報カード的役割を担ってくれている、というわけです。

そうとらえると、WorkFlowyとブログで、5×3サイズとA6サイズで行っていた、「メタ・情報カード」を運用している、と言えます。が、ここまできて、「ちゃうな」と感じました。WorkFlowyとブログではないな、と。だって、書き終わったものは、ぜーんぶEvernoteに放り込んでるわけですから。

WorkFlowyとEvernoteでメタ・情報カード

書いたブログはすべてEvernoteに放り込んでいますし、他には、授業の準備をWorkFlowyにて行い、記録はEvernoteに保管しています。

着想を書きつけておくWorkFlowyに対し、それらを見返し、膨らませ、形にしたあとの物を保管する場所はEvernoteなわけです。WorkFlowyとEvernoteで、「メタ・情報カード」を実践している、と言えそうです。

Evernoteを利用しはじめ、「思考の整理学」を読んだときに、「Evernoteでメタ・ノートを実践しよう!」としばらく挑戦してみましたが、うまくいきませんでした。「メタ・ノート」というノートブックを作ったんですが、着想を見返し、膨らませてそのノートブックに移動させる、って行為が、なかなかに定着しなかったんです。

WorkFlowyに着想を書きためるようになり、WorkFlowyにてメタ・ノートを実践しよう!と思い立ちました。タグによって、はじめの着想と、それを膨らませたメモとを区別しようとしたんですが、めんどくさくてうまくいきませんでした。

しかし、ここにきて、WorkFlowyからEvernoteへという流れが出来上がって、ようやくメタ・ノートをまともに運用できるようになったんだなぁと感じています。特に「メタ・ノートを実践するぞ!」と思ってなかったのに、よくよく考えてみるとメタ・ノート的に両者を扱ってたってのが、不思議なところです。

おわりに

日常的に、自分の考えや行動を記録し、文章で残すという行為自体は、とても意味あることだと思います。頭の中を流れていくものをとらえ、文章化し、残す。常々それを行っている人といないひとでは、やはり大きな違いが出てくるように感じます。もちろん、文章は、何年後の自分が読んでも、意味がわかるように書いておくことが最低条件ではありますが。

メタ・ノートを実践することで、着想をとらえ、文章で残し、それを大きなアウトプットへとつなげていきたいものです。

では、お読みいただきありがとうございました。